3Dパースを使って外観を調整。屋根の勾配について細かく打合せをしました。|茨木市/自然素材/注文住宅/設計打合せ

皆さん ご無沙汰しております。
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 社長の長野です。

久しぶりのブログの投稿になります。忙しくて長らくサボっておりました。以前は設計打合せについて続きで書かせて頂いていたのですが書くべき内容が多すぎ、かつ筆不精というかボキャブラリーが少ないというか伝えたい事はあるのですが適切な言葉がでてきません。
空間の形状や色味なんかは色々思いつくのですが・・・。流暢に話をする弊社 営業の関口や色々や副社長の竹澤がうらやましいです。
てな事で心機一転、普段している仕事の内容を少しブログで紹介していこうかと思います。

外観打合せ ファサードのデザインを考える

現在進行中で設計打合せをしているお施主様と外観の打合せをしました。
プランはほぼまとまり、あとは外観とのバランスに合わせて微調整をする段階。
外壁がそとん壁なので屋根形状も軒、ケラバを少し出した切妻で決定しておりましたが勾配は未定です。

そとん壁を使う時の屋根の注意

少し話は逸れますが、このそとん壁という外壁材はエッグ住まいる工房でよく採用されています。詳しくは『住まいづくりに役立つコラム』のコーナーでご紹介しているので是非そちらもご覧ください。
このそとん壁ですが、採用する際に屋根の形状を気にしなくてはならないという注意点があります。それが軒を出すということです。屋根の軒は見た目のためだけでなく、雨風による外壁の汚れを避けて長く美観と防水性を保つためにあるものです。
凹凸の多いそとん壁は、汚れが目立つ場合があるため、綺麗な外観を保つために軒をしっかりと出すことを推奨しています。

https://www.egg-jp.com/column/column-20779/

https://www.egg-jp.com/column/column-20805/

屋根勾配のバランスを3Dパースを使って微調整する

さて、話を戻します。そんなそとん壁を用いた外観。一旦は屋根を4寸勾配(水平方向に10いって垂直方向に4上がる勾配)で提案していたのですが少し違和感が・・・。

今回プランがコの字型になっており正面から見たときに小さな切妻屋根が二つと奥に大きな切妻屋根が一つ見えてきます。小さな切妻はきつめの勾配の方がバランスが良く、逆に大きな屋根は緩めの勾配の方がバランスが良い。
それ以外の要因として小屋裏収納のご要望と桁下がり部分の天井高さ等々。

結局3寸、3.5寸、4寸と各々立面図、パースと作成して最終3.5寸で選んで頂きました。
微妙なところですが少しバランスが良くなりました。

細かな部分でもしっかり提案。こんな感じで打合せを進めております。

この記事を書いた人

長野 孝彦
長野 孝彦
エッグ住まいる工房 代表取締役社長/設計担当
現在エッグ住まいる工房で建てる新築のお住まい全ての設計を担当している建築士。建築業界に携わり30余年、累計300棟以上の住まいづくりに関わってきた。デザイン、機能性、メンテナンス性、そしてお施主様のリクエスト。それらをバランスよく取り入れて暮らし方を提案することを得意としている。