レジンテーブルという木と樹脂が出会うインテリア

1.レジンテーブル。天然木と樹脂の融合

レジンテーブルという物を皆さんはご存じでしょうか。
いつも導入で「ご存じですか?」と語り掛ける時、僕は頭ではぼんやり「皆さん知ってるだろうな」と思いながら書くことの方が多かったのですが、今回は少し難問かもしれません。
SNSなどを通じて特に海外で注目を集めるレジンテーブルは、Instagramで調べると、【#レジンテーブル】がおよそ4万件ほどの使用回数なのに対し、【#resintable】【#rivertable】というキーワードはおよそ60万件。これぐらい差があり、日本においてはごく一部のファンがいる。そんなアイテムです。

今日はそんなごく一部のファンである僕が、レジンテーブルを買ったお話。

みなさんこんばんは
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤貫 です

2.レジンテーブルって何?

レジンというのは樹脂全般を差します。とても平たく言うとプラスチックのこと。このレジンテーブルで使われるレジンはその中でも少し特殊な「エポキシレジン」という種類のもの。
〇高温に耐えられる
〇接着性が高い

という特徴があります。
特に 〇接着性が高い の部分がかなり重要で、この特徴のおかげで天然木の複雑な凹凸とビッチリくっつくプラスチックが生まれるわけです。

『そこに置くだけで素敵で上品なインテリアを演出する最高の1点を皆様にお届けする。』
『どのようにすれば木が活きるようになるか』


僕の良く知るレジンテーブル作家 細見圭弥さんがHPでこのように語られていました。

このレジンテーブルは、無垢の天然木の一見すると荒さとも取れる表情をそのまま生かし、レジンと繋げ、組み合わせる。合わさった透明な樹脂、レジンは、まるで透き通る川にも見える。そのことから海外ではどうやら「リバーテーブル」とも呼ばれてるらしいです。
名付けた人とてもセンスがいい。めっちゃおしゃれ

3.ぼんやり覚えていたレジンテーブルの存在

レジンテーブルと初めて出会った時を実は全く覚えていなくて、ただ2度目に見た時に

「あ!これ見たことある。めっちゃ綺麗やんなぁ」

となったことをとても強く覚えています。
きっと初めて見たのはTwitter。それもそのはず。とてもとても美しいまぎれもなく「川」の流れるリバーテーブルの写真は見る人が息をのむデザイン。国内外問わず拡散され、いいねの数は14万にも上りました。おそらくその時に目に留まっていたのだと思います。

友人がレジンテーブルを注文し、その写真を見せてくれた時。それが2度目の出会い。再会でした。

4.その後共通の友人を通して、細見圭弥氏と出会う

「SNSで見た人」といういわゆる有名人との邂逅。
そんなこんなで友人の友人。という関係性から、一度アトリエに見学させて頂くに至りました。
場所は京都府京丹後市
車を走らせ一路おいでやす京都。

その時の記事はこちらで書いてるので少しカット
それまで写真でしか見ていなかったたくさんの作品の実物を初めて見たのがこの時。

「きれいだなー」にとどまっていたものが
「あ、これが欲しい。」に変わった時でした。

5.花緑青のレジンの河のような、宝石のような

元々蒼く透き通るレジンがある種看板になっていた細見さんの作品を見て、僕が心を奪われたのは、蒼い作品でなく、緑のテーブル。緑の中でも青みがかった「花緑青色(はなろくしょういろ)」をしたレジンテーブルでした。

これまでの僕が好きな色は
暗い青、紺色
濃い黄色、向日葵色 の2色
緑系統のものは小物や衣類も持っておらず、あまり身の回りにはありませんでした。
ですが、不思議と惹かれたのはこのテーブルであり、細見さんにもずっと「これが一番いい。」と言い続けていました。

6.家に迎えることにした

そして先日、大阪大丸梅田にて個展を開くことになったと聞き、見学をしにいきました。
僕が行くことを知っていた細見さんは、僕が一番惚れている例の花緑青をつれて、はるばる大阪まで来てくれていました。

相も変わらず綺麗な色。そしてその水に浮かぶような天然木。
「遠くで眺めるのはもうやめよう。家にこんな家具があったらどんなに素敵だろうか」

細見さんにお話しし、その日僕はレジンテーブルのオーナーになりました。

『そこに置くだけで素敵で上品なインテリアを演出する最高の1点』

その言葉の通りの物が、家に置かれ、飾られることになりました。

僕はこれまで「絶対この家具を家に置きたい」と思うほどの物には出会ってきていませんでした。考えるのはトータルコーディネート。壁に、床に、照明になじむ家具はどれだろう?そんな後出しじゃんけんの家具選びしかしてきませんでした。
本当に置きたい家具と出会って、その家具を引き立たせる家を建てる。
そんなコーディネートもきっとある。そしてそれは絶対楽しいだろうな。とそう思わせてくれる家具との出会いでした。

さて、納品は2月頃予定。
また家に置かれたらお披露目させてください。
それまではワクワクしながら待つことにします。

梅田大丸の展示会は明後日火曜日まで
お時間作れそうな方で梅田に行かれる予定があるなら
一度覗いてみてください。
僕のように、価値観が変わる出会いになるかもしれませんので

https://guruten-11.com/

この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。