建築用語の基本10選:これだけは知っておこう
茨木市にある自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房の鳥羽です。
家を建てる、リフォームする、またはただ建築に興味がある場合でも、専門用語が多すぎて混乱することがありませんか?この記事では、建築初心者でもすぐに理解できる、知っておくべき基本的な建築用語を10個ピックアップしてわかりやすく解説します。
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1. 建ぺい率
- 意味:建物の敷地面積に対する建築面積(建物が占める面積)の割合。
- 例:敷地が100㎡で建ぺい率が50%の場合、建築面積は50㎡以内。
- ポイント:建ぺい率は自治体ごとに制限が異なります。庭や駐車場のスペース確保に影響します。
2. 容積率
- 意味:敷地面積に対する延べ床面積(建物全体の床面積)の割合。
- 例:容積率が200%で敷地が100㎡なら、延べ床面積は最大200㎡。
- ポイント:容積率が大きいほど多層階の建物が建てられます。
3. 延べ床面積
- 意味:建物の全ての階の床面積を合計した面積。
- 例:1階が50㎡、2階が50㎡の場合、延べ床面積は100㎡。
- ポイント:家の広さや建築費用に直結する重要な指標です。
4. 耐震等級
- 意味:建物の耐震性能を示す基準(1~3等級)。
- 例:耐震等級3は最高レベルで、大地震でも損傷が少ない設計。
- ポイント:災害時の安心感を得るためにチェック必須。
5. ZEH(ゼロエネルギーハウス)
- 意味:省エネ性能を高めつつ、自家発電でエネルギー消費を抑えた住宅。
- 例:太陽光発電や高断熱設備を導入した家。
- ポイント:環境に優しく、将来的な光熱費削減にもつながります。
6. 軸組工法
- 意味:木造建築で柱や梁を組み合わせて構造を作る工法。
- 例:日本で伝統的に使われる工法。
- ポイント:設計自由度が高く、間取りを柔軟に変更可能。
7. 耐力壁
- 意味:地震や風の力を受け止めるための壁。
- 例:筋交いや合板で補強された壁。
- ポイント:耐力壁の位置や数が耐震性を左右します。
8. スラブ
- 意味:建物の床や天井を支えるコンクリートの板状部分。
- 例:鉄筋コンクリート造の建物の床部分。
- ポイント:スラブ厚さは建物の防音や耐久性に影響。
9. 基礎
- 意味:建物を支える土台部分。布基礎とベタ基礎が一般的。
- 例:ベタ基礎は建物全体をコンクリートで支える形式。
- ポイント:基礎がしっかりしていないと、建物の安全性に大きな影響を与えます。
10. 防火地域・準防火地域
- 意味:火災を防ぐため、建築基準法で指定された地域。
- 例:防火地域では、防火性能が高い材料の使用が義務。
- ポイント:建築コストに影響するため、計画時に確認が必要。
これらの基本用語を理解するだけで、住宅建築やリフォームの打ち合わせがスムーズになります。専門家との会話で「なんとなくわかったつもり」を減らし、納得のいく選択をしましょう!
この記事を書いた人
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エッグ住まいる工房 工事・施工管理担当
音楽や美術などの芸術が好きで単身日本に留学し、建築の道を志したソウル出身の現場監督。二級建築施工管理技士補を持ち、自分自身が自宅をリノベーションした経験の中で悔いが残ったことから、お客様が同じ思いをしないようにと自らの経験なども記事内で語る。
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