緊急地震速報。鳴ってからできることはただ一つ。

2024年6月3日6時31分頃
大きく鳴り響く緊急地震速報の音で目を覚ました方も大勢いるのではないでしょうか
同時に警報を発したスマホの音は絶大で、マンションに住む自分は隣家の音も聞こえてきている状況でした。

みなさんこんばんは エッグ住まいる工房竹澤貫です

今回のこの地震は震度5強、石川県能登地方を震源とする地震。そして、緊急地震速報が発令されたエリアはこの震源地から遠く、ここ近畿エリア大阪府や関東エリア一円、東北地方にまで及んでいました。多くの方が「鳴ったけど揺れてない」ときっと感じたことかと思います。
この緊急地震速報は常に地震波を観測し続けています。そして、その瞬間観測した地震波を元に1秒先の地震規模を予測し、予測されたマグニチュードの規模により範囲が決まり、一斉に発令されるようにできているシステム。
今回は予測時点でマグニチュード7.4。震度7にまでのぼる地震予測が計測されたため、相当な広域にまで緊急地震速報が発令されたという事情だったそうです。(実際のマグニチュードは5.9)
※詳しい仕組みが知りたい方は気象庁HPへ

しかしながら当然これは仕組みをご覧の通り、そして気象庁が公式に説明している通り、「内陸の浅い場所で地震が発生した場合などにおいて、震源に近い場所への緊急地震速報の提供が強い揺れの到達に原理的に間に合わない」という点に注意が必要です。

イメージとしては
かなり強い揺れを感じる ⇒ 緊急地震速報が鳴る ⇒ さらに強い揺れに備える
この間ほんの1秒、2秒の話。

「緊急地震速報が鳴ってからすぐに何かをする」ことは現実的に恐らく不可能です。ここで大切なことは、その直後に起こる可能性のあるより強い地震に対し、パニックにならず一度冷静に受け止めること。何か動くことができるのはその後です。
いつか来たる地震に備えて、この緊急地震速報のことを少しでも知っておくと、心構えが変わるかなと思ってお話させて頂きました。

この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。