彩都の街で中古マンションを買ってフルリノベーションをした話

みなさんこんばんは
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤貫 です

昨年の2月、阪急南茨木の駅前にあるマンションに住んでいた私は、とある3つの理由から住み替えをすることにしました。新たな住居になったのは箕面市彩都の街。今日はそんなリノベーションマイホームのことを、住んで1年経った今色々と振り返りながら記事にまとめてみようと思います。

中古マンションのフルリノベーションというのは、新居を考えるお客様方の中でも多くの場合一瞬頭をかすめる選択肢のひとつ。ご検討中の方は良ければ参考にしてみてください。

なぜ住み替えしたのか

犬を飼いたかった

んです。もともと住んでいたマンションはペットNGだったため、まずこの時点でペット可のマンションか、一戸建てという選択肢に絞られました。

住宅ローン控除がめちゃくちゃ得だと思ったから

住宅ローン控除は支払った金額に対しての還元率・キャッシュバック金額が大きく、試算運用的な観点で見ても僕はまず損しないと判断したため、計画検討が始まりました。これは賃貸住宅に住まわれている方は特にこの恩恵は大きく受けられるので、一度シミュレーションしてみるといいと思います。
「家賃がもったいないから」
これは新しいマイホームを検討される方の中でもかなり多く言われる「マイホーム検討動機」ですので。

住んでたマンションの修繕計画がずさんだと気付いたから

マンションには「修繕積立金」という大きなマンション修繕を10年に1度するための費用を全入居者からあつめるお金があります。この修繕積立金という費用そのものは何も悪い物ではなく、新築一戸建てに住んでいる場合は個人で10年後・15年後のメンテナンスのためにお金をためておかなければいけませんので、マンション管理組合から強制的に集められるか、自分の意志で貯めるかの2択なだけです。
そんな修繕積立金をためるマンション管理組合が設定していた修繕積立金に問題が発生していました。

管理組合「今まで集める金額少なすぎたせいでちょっと10年に1度の修繕のお金足らへん。ちょっと今あるお金分だけ修理するで」

本来の修理の範囲が修理されないということが起こりました。
だからといってすぐにマンションがダメになるというようなことはもちろんありませんが、ここから予想されるのは「急に月々の修繕積立金がめちゃくちゃ高くなる」の可能性。
そういうことがあり、離れるなら今の内だと判断したわけです。

なぜリノベーションなのか

もちろん土地購入からの新築注文住宅も検討の選択肢だったわけです。皆さんと同じですね。
そんな中で中古マンションリノベーションを選んだ理由は至ってシンプルです。
「家族のライフスタイル上【駅までの距離が近い】という条件の優先順位が圧倒的に高かったから」
もちろん【駅までの距離が近い土地を買って新築注文住宅】という計画を立てることもできるわけですが、皆さんもご存じの通り今この北摂は全域駅近くの土地がめちゃくちゃ高くなっていて、「あ、ちょっと無理やな」ってなりました。

実際にやったリノベーション工事

僕が自宅で行ったリノベーション工事は、フルリノベーション工事というほとんど余すことなく作り変えをするような工事でした。
スケルトンリフォーム というような呼ばれ方する場合もありますね。
壁はほぼ全て剥がし、キッチン・洗面化粧台・トイレ・お風呂といった住宅設備類は全て新しい物に入れ替え。
面積が大きく113㎡あり、ほぼ全てがピカピカの新築時のような状態に生まれ変わる工事をしたわけですが、工事費用はおよそ2000万円。明細見たい人は見せれるんでいつでもいうてください。

リノベーションのビフォーアフター

ビフォーアフターがこの画像で伝わるかちょっと怪しいですけど、図面や写真をまとめてみました。
◎間取り
部屋数が必要のない我が家では、もともとある4LDKの間取りから部屋数を減らし、その分を玄関・洗面室・LDKをゆったりさせる方に回しました。おかげで玄関はもともとほんのちょびっとしかなかった所を倍以上の広さにし、洗面室には部屋干しが出来る空間を確保。LDKに至ってはおよそ30帖ぐらいの空間にすることができました。
◎内装
元々ナチュラル寄りの暖色系だったお部屋を、少しクールな寒色系のトーンに落としました。壁は全てグレー、床は少しナチュラルな木の色が入ったホワイト。キッチンやソファのようなインテリアも黒・グレーのトーンに揃えました。
◎素材
シート貼りのフローリングは全て張替え、表面が木でできているタイプのものに
壁のビニールクロスは一部を除きぬりかべ「薩摩中霧島壁」にすることで
室内環境を改善しました

リノベーション工事をやった感想

満足度はめちゃくちゃ高いです。1年暮らしてみての感想はオーナー様にもよくよく僕も「気を付けてくださいね!」というコンセントここにあったらよかった のやつ。これは僕自身にも襲い掛かりました。油断した
ですが、新築注文住宅では叶えられなかった、新築マンションでも叶えられなかった、中古マンションでも叶えられなかった希望が全て叶ったプロジェクト。こういう家の作り方もまた、皆さんには広く伝えていきたいですね。

この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。