茨木市で注文住宅を建てる時に気を付けること

みなさんこんばんは
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤貫 です

新しい家が欲しい

そう考えたあなたはきっとまず一戸建てにするのか、マンションにするのか。賃貸にするか、持ち家にするのか。建売にするか、規格型にするか、注文住宅にするか。色々なことをシミュレーションしたのではないでしょうか。
今日はその中で注文住宅という選択をされた皆様に向けたテーマで、お話していこうと思います。

そもそも注文住宅ってどういうもの?

「間取りや仕様などが自由に決められるパッケージになっていないオーダーができる家」

まずはじめに、注文住宅 というものに明確な定義はありません。そのため、工務店やハウスメーカーによって各々でルールを決めて「注文住宅」と呼んでいるケースもあります。
間取りは自由に決められるが、断熱材は選べない、外壁は色違いだけ選べる、キッチンやお風呂は好きなものを選べるが、床材は選べない。など、自由度の幅は会社によって変わるため、一つの比較対象になる部分だと思います。

注文住宅だからといって自由度が高ければ高いほどいいわけではない?

自由度が高ければ高いほどいいか?というと、決してそうではありません。なぜなら、お客様にとって自由度が高いということは、そのままイコール決めるものが多くなり、打合せに時間がかかります。
まず大切なのは「その建物でどんな暮らしをしたいと考えているか」ということ。そして、ある程度の自由さでそのリクエストが満たせるようであれば、選択肢が狭まる分選ぶのが楽になります。自分たちのこだわりに対してどこまで追求するのか?どこまで追求してくれる工務店なのか?ということは、会社選びの大きな判断材料になります。

茨木市で注文住宅を建てる時に気を付けること

インターネットで情報収集をして「これがいい!」と気に入ったものがあっても、そのまま使えない場合があることを今回は茨木市にスポットライトを当てて少しご紹介してみます。

茨木市の防火指定 準防火地域

茨木市はほんのごくごく一部のエリアを除いて、大半の場所が準防火地域という防火について厳しいエリアに該当しています。この準防火地域に該当していると出てくる主な制限が
①使える断熱材の種類が減る
②選べる外壁材の種類が減る
③3階建ての場合室内の梁(木)を見せるデザインに出来ない

ということがあります。
そして、窓やドアも燃えにくい物を選ぶ必要があるため、同じ間取りで建築する場合にも準防火地域とそうでない地域(法22条地域)で建築費用が変わり、高くなります。

地盤補強の予算を見ておく

地盤の強さは地盤調査を行ったあとでしかわかりません。お隣はとても頑丈だったとしても、自分の家は地盤が弱い。ということも十分あり得ます。そんな不透明な地盤というデータですが、過去の地盤調査マップを見るとぼんやりと見えてくることがあります。
参考画像のように、左側が箕面・豊中エリア。右が茨木エリア。青は普通の地盤緑は強い地盤ピンクが弱い地盤です。眺めていると、「確かに茨木ちょっと弱い所多そうに見えるなぁ・・・」とぼんやり感じるのではないでしょうか。
(出典:地盤サポートマップ https://supportmap.j-shield.co.jp/#14,35.6939,139.7918

庭を作りにくい

今現在茨木市にお住まいの方ならもうすでにご存じかもしれませんが、この町は道路を道行く人はとても多く、また住宅地でもそこそこ車の交通がある町です。プライバシーや安全性の配慮をして間取りを作らないと、自分がくつろぐ、子ども達が走り回るようなお庭は作ることができません。
例えば南道路の土地で家を建てる時、単純に南側に大きな窓をとってしまい「道路を歩く人通りが気になって窓が開けられない」という声を上げなければならないことも十分起こります。設計士のアドバイスをしっかり聞いて、もし庭が欲しい場合は早めにそのことを考慮してもらうようにしましょう。

3階建てが建てられないエリアがある

地価が高騰する茨木市では、土地の予算を抑えるために少しコンパクトな土地を探し、選ばれる方もいらっしゃいます。コンパクトな土地を買って3階建てにするぞ!と構想を練っていても、第一種低層住居専用地域 というエリアに該当する場合3階建てでの建築がほぼできなくなります。
茨木市の中でも玉瀬や北春日丘などのごく一部のみが該当するのでそれほど大きな心配ではありませんが、土地を探す際などは特に注意が必要になるかもしれません。

地域によって条件は変わる

これらの例は茨木市について話したもの。これが別のエリアの場合、またそのエリア毎に特別な制限があります。とても分かりやすいものを例に挙げると、箕面市では建築の際に緑化指定といって、新築時敷地内に木を植えてくださいね。というものがあったりします。
(出典:箕面市 https://www.city.minoh.lg.jp/nousei/midori/h17kaisei-ryokukakijunn.html

土地の条件、建てたい家の条件。それらに合わせて適切なアドバイスをして、最適なご提案をする。それが私たち注文住宅を専門にしている工務店のスタンスです。今日はその注文住宅が「ただ間取りが自由なだけ」というわけじゃないことが少しでも伝わればと、ブログに書かせて頂きました。
皆さんもまずは一度、住宅会社の担当者さんに話を聞いてみるようにしてください。
それではみなさん おやすみなさい。

この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。