住宅見学会・内覧会で見るべきポイント
みなさんこんばんは
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店
エッグ住まいる工房 竹澤貫 です
今日はこれからお住まいを建てようとしている皆さんに、モデルハウス見学や完成見学会などの実際の家を見学できる場所で見るべきポイントについていくつか紹介していこうと思います。見るべきポイントを知った上で、大事なところをチェックしていきましょう。
コンテンツ
住宅見学会。実物は見に行こう
インターネット、SNSが広まりとても便利になったこの時代。たくさんの動画や写真で情報収集ができるようになりました。そして、その結果ついつい「実物は見なくてもある程度雰囲気がわかる」となってしまう方が出てきているのもまた事実。
特に比較検討をじっくりしたい方は、できるだけ実物は見るようにしておきましょう。
完成見学会で見るべき最重要ポイント3選
匂いや空気感を体感する
見るべきといいながら早速「見る」部分ではないわけですが、自分たちが建てたいと思っている家に使われている素材で建った家が、実際どんな匂いなのか、空気感がどうなのかというのは、家を見に行かなければわかりません。
◎匂い ・・・ 壁や床に使っている素材による
◎空気感 ・・・ 「高気密の家」になればなるほど密閉感などを感じる場合がある
◎音 ・・・ 24時間動き続ける換気扇などの機械の音や周辺の音がどう聞こえるかわかる場合もある
そんな感覚的な部分を感じるのはとても大切です。
広さの認識のズレを無くす
家の間取りの話をすると「広いリビング」という言葉や、「6帖の子ども部屋」という言葉などの言葉が飛び交うようになります。ですが、広さというのは色々な要素で感じ方などが随分と変わってきます。
◎一直線I型のLDKの方が広く、L型のLDKの方が狭く感じる
◎天井の高さで解放感が全く違う
◎明るい床や壁の色を使うと膨張色の効果で広がりを感じる
◎窓の大きさや取り方で閉塞感を感じる場合がある
など、同じ広いにも、同じ6帖にも、「自分が思ってたのと違う」となってしまう場合があります。そして、「自分は思ってた通りだったけど妻はもっと広いイメージをしていたらしい」など、ご家族、ご夫婦間でイメージにズレがある場合を修正するのも必要なこと。これもまた実物をみて、どんな条件の部屋をどう感じるかというのに注目してみて欲しいと思っています。
すみっこを見る。すき間を見る。
これは会社さんが、「家」に対してどういう向き合い方をしているかを見るためにやった方がいいよというお話。
◎壁にキズや汚れがついたままになっている
◎カウンターや棚などのささくれなど綺麗に処理してあるかどうか
◎床や棚などに変なすき間があいてしまったりしないか
※素材などの影響ですき間が出る場合もある。案内の担当者さんに聞いてみてね
時々お客様からは、素人が見てもわからないという声を頂く場合がありますが、全然そんなことはありません。むしろ、「こんなもんでええやろ」という仕上げで終わってしまっている建物というのは時々見かけます。(賃貸物件は多い)
見学会場では、ここがもし自分の家だったら?と妄想しながらこのあたりも見るようにすると、信頼できる会社さんか判断する基準になっていいと思います
少し優先順位は下がるけど大切なポイント3選
間取りの参考にする
これから自分たちはどんな家にしよう?と、そんな方は間取りの動線など参考にしてみてもいいかもしれません。しかし、いわゆる自由設計の場合はそのお客様のために作った間取りなため、見学されているお客様にとっては参考にあんましならない場合も多いです。
また、エッグ住まいる工房の場合、「〇〇町の家の間取りが良かったからそれを真似したい!」と言われても、あんまりそのままマネすることはほとんどないため、特に優先順位は下がります
デザインの参考にする
ここもまた優先順位は少し下がるポイント。デザインについては実物を見なくてもたくさんの情報がインターネットで見られます。そのため、短い時間でぎゅっと情報収集をした方が効率的かもしれません。
ただし、色の感じ方については実物を見て確認するのはとてもいいことです。特に太陽の光の下、広い面積を見ないとわからない外壁は見て結論を出すのがいいかもしれません。
案内スタッフさんの話をきいて質問をする
案内スタッフさんは家の間取りと素材について説明をしてくれる方で、どの完成見学会に行っても大体います。実際にはほとんどずっとスタッフさんが喋ってる形になるので、つい「とても参考になったなぁ」という気持ちになりがちですが、案内スタッフさんは、例えば上に書いていた隙間を見てくださいや、広さの感じ方の違いを体感してください。などは言いません。気になったところは聞いてみる。旦那様・奥様で見学されているならお互いどう感じているかなども共有しながら見る。のは今後のイメージのズレ防止になるのでオススメです。
完成見学会はなんとなくで見るのはもったいない
以上のように、完成見学会というのはお客様方にとって多くの場合漠然と眺めてしまいがちなものだったりします。とはいえ、最近は本当に勉強熱心なお客様がめちゃくちゃ増えていて、「おぉ…そんなところも見るんか」や「質問してきはるんや」と驚くこともしばしばあります。
限られた貴重な時間を割いてご覧になるわけですから、ぜひ有意義な見学ライフを送って欲しいなと思い、今日はそんなテーマで書かせて頂きました。
そんな僕たちエッグ住まいる工房も、近日完成見学会を予定しています。
ご予約は受付開始しておりますので、是非お気軽にお問い合わせください。
それではみなさん おやすみなさい
この記事を書いた人
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エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。
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