【マイホームを中古物件購入+リフォームで考えるとき】茨木市/自然素材/注文住宅/工務店/エッグ住まいる工房
みなさま、こんばんは。
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店 エッグ住まいる工房 フジオカ です。
いよいよ朝お布団から出るのがツライ季節になってきましたね。
先日、フジオカは「建築物石綿(=アスベスト)含有建材調査者講習」たるものを受講してきました。丸二日間かつ最後にはテキスト持ち込み無しの終了考査80問。なかなかハードな講習でした。。。
さて、フジオカがなぜこの講習を受けたかというと、環境省より「令和4年4月1日から、建築物等の解体・改修工事を行う際には、石綿が使用されていないか事前に確認する必要があります!」と言われており、法改正によりこの令和5年10月1日からは有資格者による調査が必要。となったからなんです。ここの「改修時」には、個人宅のリフォームも含まれます。
「石綿(=アスベスト)」という単語はニュースとかでよく聞くけど、一体何?という方が大半ではないでしょうか。石綿は、天然の繊維状鉱物で、耐熱性、耐摩擦性、断熱・防音性、耐薬品性、耐湿性などなど、とても優れた性質を兼ね備えたものであったため、1970年~1980年代の20年間に建築材料として大量に使用されていました。確かにこんなにたくさんの優れた性質であれば便利で好んで使用していきますよね。ただ、問題はこの石綿繊維、単繊維になると髪の毛の1/5000程しかない極めて微細なものであること。空気中に繊維が発散していても肉眼では全く見えません。そしてよくニュースで見る内容は、この石綿繊維が発散した空気を吸入するとじん肺や肺がん、中皮腫などの原因になる可能性があるということです。さらに厄介なのが吸入(正確にはばく露)してから潜伏期間が長い。ということなのです。
建材としては、とても優れた性能を持っていたことや、人体への影響が出る潜伏期間が長かったことが理由なのか、石綿が含有した製品の製造を原則禁止としたのは2006年(平成18年)です。思ったより最近な気がしませんか。築年数で言うと築17年より築年数の浅い住まいから、何も現地調査しなくとも石綿を含有した建材を使用していない。と判断することができる。ということになります。
■アスベスト使用建材の使用部位例
国土交通省「目で見るアスベスト建材」より引用
今までも中古物件の購入を検討する際に「新耐震基準(1981年6月)以降」の建物の方が良いですよ。と言われておりましたが、この2006年9月以降の建物というのも、一つ考えてみても良いかもしれません。
この記事を書いた人
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エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。
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