【地域の気候特性を知る】茨木市/自然素材/注文住宅/エッグ住まいる工房

自然素材で住まいづくりをしている茨木市の工務店、エッグ住まいる工房のフジオカです。

昔から大阪の方は、「夏は西風が吹く」なんていうことを耳にされたことがあるのではないでしょうか。

フジオカの母は岐阜市出身で父の転勤で大阪に来るまではずっと岐阜市内に住んでいたので、西向き・西面は西日が暑いもの。そして風といえば北風。という概念しかありませんでした。

ですが大阪では、大気の温度差により、大阪湾からの海風が吹くため、西風が吹きこんできます。
流石に今年の酷暑では涼しい西風とまではいきませんが、今頃の時分であれば帰宅後西側の窓を開けるとふっと気持ちの良い西風が吹き込むことがあります。
ただこの風を上手く建物内に取り込むには、やはり間取りに一工夫が必要です。

・まずは開口部(西面)とは反対面に出口を設けることで風通しをよくすること。
 できれば入口と同じ大きさの出口が好ましい。

・開口部の配置は対角上に設けると換気の効果が高まる。
 開口部の風上側に小壁を設けると風の誘引効果を生むことがある。

などなど。
実家はちょうど西側に和室があり、畳にゴロンっと寝転がったりすることもある訳ですが、西面の窓が腰窓なので、寝転がっている私の上をそよそよ風が吹いていることもしばしば。
窓が掃き出し窓であるとか、地窓だったら、風を感じながら寝れるのになー。とよく思っております。

窓の位置は構造上の問題や、法的な採光の問題で融通が利かないこともありますが、窓の位置・高さまで打合せで決めていけるのも自由設計の良いところ。

まずはその地域の特性を知り、自然を取り入れた住まいづくり、目指してみませんか。
※前回にもお伝えした日射対策もお忘れなく。

この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。