地盤調査・改良工事について

この記事を書いた人

藤岡 絵美
藤岡 絵美
エッグ住まいる工房 設計・リフォーム営業担当
二級建築士とインテリアコーディネーターの資格を持ち、新築・リフォーム問わず設計目線でお客様の住まいづくりをお手伝いする。
住まいの「心地よさ」を最も大切にしており、その言語化することが難しい部分をお客様ととことんお話すること掘り下げて、実現できる提案に結び付けている。




こんにちは!

エッグ住まいる工房の関口です!



今回は、地盤調査についてのお話です。


地盤調査…なかなか聞き馴染みの無い言葉かもしれませんね。

建て売り住宅やマンションなど、既に完成している物件を買われる場合はあまり気にされないかもしれません。

ただ、これから建築していくぞ!という注文住宅を選ばれた方にとってはかなり大きなイベントだったりします。

特に、金額面に大きく関わってくるイベントなのです。




というのも、この地盤調査の結果如何で、地中の改良工事が必要か否かがはっきり分かります。

調査自体は、スウェーデンサウンディング試験(SS式)と表面派探査、この二つの方法があります。どちらを採用しているかは、住宅会社次第で異なります。

(画像はSS式の写真です)



いずれにせよ、調査の結果、改良工事が必要となった場合には、主に以下の4つの方法で地盤補強が行われます


①表層改良 目安:〜30万円
 
 →支持層が浅い場合に取られる工法。地面の表層部分を掘り返し、セメントを混ぜ合わせて再度敷き詰める方法。

②柱状改良 目安:〜100万円
 
 →支持層が深い場合に取られる工法。セメントの杭を複数本地中に埋めて、それ自体で家を支える方法。

③砕石パイル 目安:②と同等
 
 →上記のセメント杭の代わりに、砕石を用いて家を支える方法。

④鋼管杭 目安:100万円〜
 
 →支持層がかなり深い場合等に用いられる工法。セメント杭よりもより深い場所へ到達させるために金属製の杭を用いる方法。

※④に向かうほど、工事の程度が重くなるのと同時に、費用も高額になります

 一番費用負担が掛からないパターンとしては、改良工事自体が不要となるパターンです。



例えば、地盤がもともと固いような山を開拓して作られた土地(切土)の場合などです。

土地探しから検討されている方は、このような面も気に留めてみてはいかがでしょうか。

この地盤改良の要不要で、100万円前後の費用負担が必要かどうかが変わってきます。

後悔や失敗のない家づくりのために、参考になれば嬉しいです。


それでは、また^^