ベタ基礎だから安心?

この記事を書いた人

藤岡 絵美
藤岡 絵美
エッグ住まいる工房 設計・リフォーム営業担当
二級建築士とインテリアコーディネーターの資格を持ち、新築・リフォーム問わず設計目線でお客様の住まいづくりをお手伝いする。
住まいの「心地よさ」を最も大切にしており、その言語化することが難しい部分をお客様ととことんお話すること掘り下げて、実現できる提案に結び付けている。



みなさんこんにちは!

エッグ住まいる工房の関口です!



今日は、家を支える基礎のお話です。
何事も、大切なのは基本となる基礎ですよね!(^^)/


それと同じように、家にも基礎と呼ばれる大事な部分があります。
地面から常に家を支えているコンクリートの部分のことを、基礎と呼びます。
「家づくりは基礎から」と言われているほど、重要なものです。

この基礎、大きく2種類に分けられます。
・布基礎(ぬのぎそ)
 昔から現在に渡るまで使われている形状の基礎です。ベタ基礎と違って、「点」で家を支える形状をしています。
・ベタ基礎(べたぎそ)
 多くのハウスメーカーや工務店が採用している基礎です。布基礎が点で支えるのに対して、こちらのベタ基礎は「面」で支える形状をしています。

※ちなみに、布基礎よりベタ基礎のほうが地震に対して安心!という訳では無いのでご注意ください


で、ここからさらに複雑になっていくのですが、ベタ基礎はベタ基礎でも、コンクリートの中に入っている鉄筋の本数や量、そしてコンクリート自体の基準強度次第でも丈夫さは大きく変わってきます。
でも、完成すると、当然ながらこの部分はコンクリートに覆われてしまって見えなくなるわけです。
このように、どちらも同じ「ベタ基礎」に見えても実は中身が違う…なんてことは、家づくりではよくあるお話です。

「〇〇だから安心ですよ!」には、思わぬ落とし穴が潜んでいる可能性があります。


鵜呑みにするのではなく、少しばかり注意を払ってみてください。