やさしい空間

この記事を書いた人

root

 建築の仕事をしていて、

良かったと思う時と

なんで、こんなシンドイ仕事をしているんだろう・・・

と考える時があります。

想像の世界で組み立てたものを

現実にする楽しみがあるけど

造るものへの責任が必ず付いてまわってきます。

うちの大工さんが、年末に私に言った言葉です。

『わしらは、残るものを作っているんやから

中途半端な仕事をしたら、あかんのや』

本当にそのとおりです。

この言葉を私に聞かせてくれた大工さんは

日本建築が本来の専門です。

純和風の入母屋や見事な床の間を作り出しています。

こだわりは人一倍持っていますが

eggの現場の洋風の家も魂を込めて造っています。

そんな、eggの大工さん達が力を合わせる

建て方が昨日から吹田市藤白台で始まっています。

明日は、上棟式です。

お施主様が暮らしていく空間が

明日、形になって目の前に出来上がっていきます。

いつも、建て方を迎えるとき

やがて出来上がってくる家が

お施主様家族にとって

どこよりも やさしい空間になってくれるようにと

願ってやみません。