住宅業界裏話 事故物件編

この記事を書いた人

鳥羽 世喜
鳥羽 世喜
エッグ住まいる工房 工事・施工管理担当
音楽や美術などの芸術が好きで単身日本に留学し、建築の道を志したソウル出身の現場監督。二級建築施工管理技士補を持ち、自分自身が自宅をリノベーションした経験の中で悔いが残ったことから、お客様が同じ思いをしないようにと自らの経験なども記事内で語る。

みなさんこんばんは




エッグ住まいる工房 竹澤貫です



猛暑の中日々土地探しやら家のメンテナンスやらリフォームやらと


あっちこっち走り回ってる毎日を過ごしておりますが


みなさんいかがお過ごしでしょうか




さてさて、ちょっと怖いタイトルをわざとつけてみましたけれども


今日はとあるオーナーさんとの会話の中で


めちゃくちゃに食いつきがよかったお話があったので



「あー。。これ多分みんな知りたいやつやろな」



そんな風に思いまして綴っております






【不動産業界の闇~事故物件編~】ということで


興味ある方はどうぞそのまま読み進めてください


ちょとばかし暗いお話なので苦手な方はここで是非引き返してください… では


■心理的瑕疵 SHINRI TEKI KASHI


「事故物件」っていう単語を聞くとみなさんどんなイメージでしょう


うんうんそうですそうです


オバケ出るとか そういうやつです(笑)




そして土地探し中の皆さんが揃って心配される内容


それが


「気付かなかったけど買ってから事故物件だと知ったパターン」


うん 怖い





実はこの事故物件の事故の一部


これを不動産用語では「心理的瑕疵/しんりてきかし」と呼ばれており


不動産屋さんは「買う人に必ず伝えなければならない」という法律があります




その伝えなければならない事故ってなに?

それがこちら


■物件で殺人事件があった

■物件で放火があった

■物件で自殺があった

■物件の周辺に嫌われる施設がある(火葬場・下水処理場・風俗店・刑務所など)

■物件の周辺に暴力団組織等の事務所がある



なるほどな事故リストじゃないでしょうか


見たら「ああー…それなら確かに買わないかも…」そう思わせられる内容ばかり




不動産屋はこれらの条件が当てはまる物件を売る際には


その情報を告知する義務があります


そのため『一応』事故物件を気付かず買っちゃうパターンは減らされるような


法律になってるんですよ~というご紹介からさせて頂きました(*'ω'*)


■事故物件の値段 How much?



いざ事故物件に出会ったみなさん


まぁ正直言うて大半の方は「買わない」って選択肢を選ぶことでしょう



でも、「事故物件って安くなるんやんな?」



めっちゃ聞かれる


興味本位の方も続けてどうぞ(笑)




いくら安くなるの?


これは結構聞かれるんですけど実は物件や売り主さん


そしてくっ付いてる担当の不動産屋さんが値段は決めるので


2000万円の物件だったら?という質問にも答えにくいのが正直なところ



でも一般的に安くなりやすい順はあります


安くなる
他殺>>自殺>>放火>>周辺環境


こんな感じでしょうかね


もちろんこれも確実ではありませんけどね



過去に見たことある物件だと1500万円くらいの相場の物件が


1100万円が売りに出てて『放火』があったとのこと


雑談程度の参考にどうぞ^^



■事故物件のもっと深い闇



これは以前不動産屋で勤めていた友人から聞いたお話ですけども


その友人はいつもこう言いました



「不動産屋は信用しちゃだめだよ(笑)」と



本人不動産屋やろとつっこんでましたけども


なんでなの?っていうお話ですが


実は僕も「不動産屋さんに任せきりは怖い」と思ってまして


理由は山ほどあって書ききれんので割愛しますが


今日はテーマである『心理的瑕疵』っていう部分についてだけ書きます





『物件で人が亡くなられた』場合




これはさっき書いた通り心理的瑕疵というものに該当するため


告知義務がありますね


友人から話されたのがその延長線のお話





『その人が亡くなったのは運ばれた先の病院ということにする』





その瞬間に本当はその物件で亡くなっていても


告知義務は発生しません。というかもうめっちゃブラックやんと


嘘ついてしまってるケース


こんなことがまかり通るようだと本当にとんでもない話ですけど


そういう話もある という事実です





「不動産屋さんに任せきりは怖い」


そう考えてる理由はこういったお話があるから




これを確認する方法 それももちろんあります




実際に現地の隣人の方に聞き込みする ということ




だから僕は土地探しの時に聞き込みをします




真実の情報が欲しいから




土地探しというのはスマホで完結するものでも




不動産屋に任せとけば無事完了するものでもありません




足と知識と経験と時間をかけることで本当にいい土地と出会うことが出来ます




これから土地探しをご検討の皆さん




土地探し めっちゃ怖いし大変なので




是非慎重にすすめてくださいね