工務店の作る家と大手メーカーの作る家

この記事を書いた人

鳥羽 世喜
鳥羽 世喜
エッグ住まいる工房 工事・施工管理担当
音楽や美術などの芸術が好きで単身日本に留学し、建築の道を志したソウル出身の現場監督。二級建築施工管理技士補を持ち、自分自身が自宅をリノベーションした経験の中で悔いが残ったことから、お客様が同じ思いをしないようにと自らの経験なども記事内で語る。

みなさんこんばんは




前職職場の方とのメッセージのやり取りの中でふと思い出したこと




「あぁそういえば以前大手メーカーで働いてたんやったな」




今日はそんなこんなでその当時の事を振り返って書いてみようかなと


他のスタッフや社長に怒られん程度に書いてみようかなと(笑)



そう思っております



エッグ住まいる工房 竹澤貫 です






さて早速怒られるかもしれないキーワードから


こういう場では多分具体的な社名はNGワードやと思うんですけどね


以前勤めてた会社 それはミサワホームさんでございました


まずはその概要から



ミサワホーム

家の構造は3パターン
■木造軸組み ■木質パネル ■鉄骨

一応メインにしてるのは木質パネルのはず

木造軸組みっていうのはいわゆる在来工法

エッグを始め工務店ではよく採用される構造ですね


木質パネル工法はもし総合展示場に行ったことがある方なら


ご存知かも


工場で窓や壁を作って


現地でしゃんしゃーん!っと組み立てる


そんな家づくり


まあめっちゃ早い





さてさて、自分がどこの会社の人かわからなくなる前に


ここらで比較をしていってみましょうか


ミサワホーム
■構造は木質パネル
集成材を使い工場生産することで
精度にくるいが無いものを目指す

■内装も同様に職人の腕により差が出にくいものを使う
ビニールクロスや合板フロア等

■工事は約3か月

■断熱材はローコストに抑えグラスウールを採用

■間取りや使う材料にも自由度はあるが
使えるものに制限あり




エッグ住まいる工房

■構造は在来工法
無垢のヒノキを使った柱や土台にこだわり

■自然素材・身体に優しい素材にこだわるため
塗り壁の漆喰や無垢の床を採用

■工事はスタートしてから約5ヶ月

■断熱材はセルロースファイバー
価格は高くなるが、長持ちする可能性が高いものを採用

■完全自由設計の注文住宅となるため
間取りや使うマテリアルの自由度が高い





と、いうわけで


上の比較では触れなかったですけどまぁミサワホームの方が値段は高いです


同じ間取りで見積もりしたら ですけどね






大手メーカーって高いよね





それはもうメーカーさんに勤めてるスタッフもみんな周知の事実


何がそんなに高いかっていうと


これもぶっちゃけトークですね。


まぁ人件費やらやろなと思ってます


人めっちゃ多いですからね


営業さん6名として、監督が2名、設計が2名くらいでしょうか


そんな中営業さんの一人当たりのノルマ的なやつが


大体年間5軒ぐらいです





つまり10名のスタッフで年間30軒の家を建てる





ただし 大手メーカーにはこれだけじゃなく


広報・経理・事務・総務・商品開発


こういう人がまだまだ山のようにいるんですよ





そういう人たちのお給料も当然


家の費用にはかかってくる


だからまぁ高くなるというロジック




それに対して工務店ではそういう


【大勢の裏方】


がほとんどいないので、その分の人件費を上乗せする必要が無い


そんなわけですね





とはいえ


「だから大手メーカーはやめた方がいい」っていうスタンスでもなくて


そういう部分にお金がかかって高い


それを承知の上で選択するならいいんじゃないかなと思ってます




それによって「家にブランド名がつく」っていうメリットもありますからね




いるか…いらないかはご判断お任せします(笑)






かつて同様のブログを書いた事がありました


ここまでぶっちゃけてはいなかったですけど…




結果インターネット上で叩かれた経験もございますけども


知りたい情報を選べるのがインターネットのいい所です


今後もこんなことまたちょこちょこ書き綴るので


興味持って下さったようでしたらまた見に来てあげて下さい(*´ω` *)