家の窓が結露する。だけだったらいいんだけど

この記事を書いた人

鳥羽 世喜
鳥羽 世喜
エッグ住まいる工房 工事・施工管理担当
音楽や美術などの芸術が好きで単身日本に留学し、建築の道を志したソウル出身の現場監督。二級建築施工管理技士補を持ち、自分自身が自宅をリノベーションした経験の中で悔いが残ったことから、お客様が同じ思いをしないようにと自らの経験なども記事内で語る。

目に見える結露と、目に見えない結露。

みなさんどうもこんにちは




昨晩研修より戻って参りました。


egg住まいる工房 竹澤貫 です






2泊3日の研修の旅に出ておりました僕ですが


行先は雪国


米処 新潟県へと行ってまいりました




極寒





毎年シーズンになるとスノーボードへ行く僕ですが


その宿泊地周辺 当然雪が降り積もる町並みをしてるわけで


でも「雪国の住宅地」をマジマジ見たこと無かったなと改めて痛感




軽く1m近く積もった雪


そして埋まる家




いやホント雪国凄い




そんなこんなで新潟で家づくりの勉強をしてきたわけですが


その中で「雪国ならでは」な気付き、そしてそれにまつわるテーマ



今日は 結露 についてお勉強

どうして結露が起こるの?

とりあえず結露のメカニズムについて詳しい話は置いておきましょうか


簡単にまとめると3つの条件が揃うと発生するのが結露



1.外がめっちゃ寒くて


2.家の中がめっちゃ暖かくて


3.家の中の湿度が高い




この3つ





結露という言葉を聞いてまずどんな映像を皆さんはイメージされますかね?



「冬の窓周りがびしょぬれになる」



きっとこういうイメージじゃないですかね?


もちろんこの結露も家の長持ちを考えるなら大敵


ふき取らずそのままずっと置いておくとそこから木が腐ってしまったり


カビが生えたりと大変なことづくし




でも新築の時には、もっと気を付けなければいけない


もっと注意しなきゃいけないことがあるんです




それが 見えない結露です



見えない結露~壁体内結露~

これ まぁネットで検索すると良く出てくる画像ですが被害が少なめの写真を選びました


この家の骨組み写真の中で



黄色い綿が断熱材 今世間で一番よく使われているグラスウールという断熱材


左上の穴はエアコン用の穴


そして黒いのが



カビです





過去にこういった写真をお客様に見てもらった事があるんですけど


その時言われた言葉がとても印象に残っています



「昔の家はそういうこともあったって聞いたことあります」



昔の家は じゃないんです


築7年


2010年とかに新築されたばっかの家でも


こういう事が起こってるんです

なんというか これで伝わるとええなぁ…という希望も込めて(笑)


今ざざっと書いただけですが、これが壁の中で結露が発生する仕組み


手書き感満載でごめんなさい(´・ω・` )





こうなってしまう理由は明確です



「そもそもこうなる可能性のある家を作ってる」




「現場で実際に家をつくる職人さんが工事で失敗してる」





このお仕事をしていてかなりたくさんのお客様から言われた言葉があります



「最近は法律が厳しいらしいから


どこの会社で建ててもそれなりの家は建つでしょ?」








「断熱の事は気にしたい。


あと長持ちするメンテにお金がかからない家にしたい。」





この二つ


欠陥住宅が今もたくさんあるか?というと随分減ったとは思います


でも悲しいことに無くなってません


そして今日のお話しを踏まえて【欠陥住宅に将来なる住宅】かは


きちんとポイントを抑えて会社を見れば 事前にわかります


詳しくはお問合せ頂いたら全部 お伝えします







ついつい語りすぎて長くなってしもたですね(´・ω・`;)


じゃあ最後にみなさんに問題 それで今日はお別れです




Q.今新築のマイホームの寿命 何年と言われているでしょう??





答えは驚きの約30年 


まさかの35年ローン支払い終わり前に迎えるマイホームの寿命




壁の中でカビが生えたりするようだと30年すらももたないかもしれません




メンテナンスにお金をあんまりかけず 50年100年と住んで下さい


そういう家づくりをするのが本来の僕ら工務店の仕事のはずです



きちんとしたものさしで測るための情報はたくさん集めてみてください



何か聞いてみたいときはお気軽に どうぞ匿名で構いませんのでメールでお問合せ下さい