高い家と安い家の違いは一体何なのか?
この記事を書いた人
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エッグ住まいる工房 設計・リフォーム営業担当
二級建築士とインテリアコーディネーターの資格を持ち、新築・リフォーム問わず設計目線でお客様の住まいづくりをお手伝いする。
住まいの「心地よさ」を最も大切にしており、その言語化することが難しい部分をお客様ととことんお話すること掘り下げて、実現できる提案に結び付けている。
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みなさんは「ルドルフ」という名前をご存じでしょうか
小さなお子さんがいるお父さんお母さんなら知っている方も多いかもしれません
今宵世界中を飛び回るサンタクロースと8頭のトナカイ
そしてその先頭を駆ける かの有名な1頭のトナカイ
赤鼻のルドルフ
ルドルフだけでなく他のトナカイ界のスター8頭にも
もちろんしっかり名前があったり
このルドルフが生まれた逸話もとても素敵なものだったり
サンタクロースにまつわるお話はどれも素敵なものばかり
よかったらこのルドルフ君のお話もぜひ一度調べてみてください
きっと子どもさんに聞かせてあげたくなりますよ
みなさん メリークリスマス
エッグ住まいる工房 竹澤貫です
昨晩ブログを書いた際に言い残した
「この続きはまた明日」の予告
今日という日がクリスマスイブであることをすっかり忘れてしまってて
なんともめちゃくちゃリアルなお話をすることになりまして
ちょっとでも暖かい気持ちになってもらいたく前置きはそれっぽくしておきました
今日は昨日のブログでの予告
↑ よかったら先にこちらをご覧ください
そしてタイトルにある通り
家の値段ってなんでこんなに違うん? 問題
早速始める前に前置きからしておきます
僕と直接お話をしたことのあるお客様方はご存じのことかと思いますが
僕は「安い家 = 悪い家」という図式では考えてません
同じく「高い家 = いい家」なわけでもありません
ただ、お客様に知ってもらいたいのが
なんで高いのか? どうして安いのか? ということです
そこには必ず意味があって
たくさんの会社を回れば回るほどどこも口々に言う
「ウチが使ってる〇〇はいいものだよ~」
どこの会社も同じこと言ってるから結論として
「あんま変わんないでしょ」ってなっちゃう方が一定数いらっしゃいます
まあ最近よく調べるお客様増えてきたのでめちゃくちゃ詳しかったりするので
この傾向の方減ってきましたけども
どちらを選ぶも皆さんの価値観です
ですが、「高いモノを高い理由を知らずに選ぶ人」はほとんどいません
でも、「安いモノを安い理由を知らずに選ぶ人」はいらっしゃいます
だって選ぶ理由が「安いから」だから
随分と無礼な言い回しになっていることを承知の上です
すみません
でもとても大切なことです
詳しいお話に入っていきますね
家が安い理由
前置きに次ぐ前置きで随分と長くなっちゃいました
遅ればせながら本題です
さて、家を建てる上で家が安い、そして高い理由
その比較材料として挙げられるものを今回は大きく4つに絞りました
1.材料の値段の違い
2.大量発注でコストを抑えている
3.現場の職人さんにかけるコストの差
4.人件費と宣伝広告費
それぞれ順にみていきましょう
1.材料の値段の違い
タンク付きのトイレが標準仕様
V S
タンクレストイレが標準仕様
さてどっちの方が高そうでしょう??
あえてめちゃくちゃわかりやすいところから触れましたがこういうこと
正解はタンクレストイレの方が高い。
きっとみなさんもわかったかもですね
でもそこだけにとどまらないでもっと詳しく調べるとまだまだ出てきます
ガルバリウム鋼板製金属屋根
V S
陶器瓦屋根
もっと難しくしましょう
バルコニーFRP防水仕様
V S
バルコニー金属防水仕様
この1の項目でよく見て頂きたいのは
「誰が見ても高そうなわかりやすいものだけちゃんと高いやつ入ってる」
というケースに気を付けて注目してほしいのです
使われている柱、床、壁、窓
あらゆるものに注目してみてください
2.大量発注によるコストダウン
これはいわゆる企業努力のたまもの
デメリットになるのは
「使える素材やキッチンなどの設備の選択肢が狭くなる」
ということ
ただしこれに関してはあるやつから選ぶだけで十分満足!という方には
全然デメリットにならない要素
選べる選択肢にどんなものがあるか?
それをよく確認してみてから検討してみてください
3.現場の職人さんにかけるコストの差
これ一番お客様目線で見えない要素かもしれないです
大手メーカーの家づくり=高い
大抵の方が口を揃えてこう言いますが
その大手メーカーが高い理由の一つが実はこれだったりします
そうですね。。例えば今からこれを見ている皆さんに質問します
今から洗濯物をする というミッションがあったとします
Aさんには洗濯物を洗濯機に全部突っ込んで全自動乾燥機にかけてもらいました
乾いた洗濯物をかごに全部ほりこんでミッションコンプリートです
Bさんには洗濯機がまず不具合が無いか点検するところから始めてもらいました
洗濯物のポケットにも何か残ってないか確認してもらい
洗濯が終わったものはシワにならないよう1枚ずつ干して
乾いたものはたたんで、モノによってはアイロンをかけて
それぞれのクローゼットにしまってもらいミッションコンプリート
どちらの方が時間や手間がかかるか 一目瞭然です
そして職人さんに対して手間や時間をかけて作業をしてもらうことは
そのまま職人さんへ支払う賃金に直結します
大手メーカーは万一の事故が無いように細心の注意を払って工事を進めます
そのためこうした手間やコストがかかる というわけです
それに対して建売の大量建築をしている会社さんの場合はその真逆
手間や時間を そしてコストを削減することを最優先にします
ほとんど起こらないこととはいえ
もし自分の家の工事中に職人さんが転落事故を起こして
果たしてその家に何も気にせず住むことができるか
そうした安全対策もまた 費用の差に直結していきます
夢のマイホーム建築
自分の家の工事で高いところの作業をしている職人さんを見て
画像の左と右
ヘルメットをきちんとつけてるか否か
転落防止用の安全具を着用しているか否か
その差です
4.人件費と宣伝広告費
そしてこれが最後 これは大手メーカーが高い理由としてよく言われるものですね
僕たちのような工務店では営業マン一人あたりの担当数が年間10件前後
それに対し大手メーカーでは4~6件程度と言われています
そしてかつ総務・経理・人事 裏方の人の数もどうしても膨大な大手メーカーでは
この人件費が建物価格に載ってしまうのは仕方のないこと
その分会社としての規模や安心感が高くなる
そう捉えられる方にはとてもよいかと思います
あわせて宣伝広告費も同様ですね
会社規模に比例して高くなるため
建物価格もまた比例して高くなります
いわゆるTVCMなんかは制作に50~100万円
一回放送される毎に10~100万円の費用がかかると言われています
月に10回放映された場合で年間約1億円ほどの計算でしょうか
中々に浮世離れした数字ですね…
さて、いかがでしたでしょうか
ほんの少しでも「なんで高いの?安いの?」が伝わりましたでしょうか
既にご存じのこともあれば初めて聞いたこともあったのではないでしょうか
今はネットで調べればあらゆる情報を見ることができます
そんな中未だ謎多き「家の値段ネットで調べてもよくわからん」問題
どうかご覧になった熱心な皆さんは
家の高さ、そして安さについてじっくり調べてみて頂きたいと思っています
そのうえで、皆さんにとって最適なモノが、価格などれなのか
お選び頂ければ このブログを書いた意味も生まれてきます
ぜひぜひどうぞ ご活用ください