ビニールクロスと本漆喰の壁

自然素材のリノベーションを手掛ける茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の関口です。

住まいの室内壁に一般的によく使われている素材はビニールクロス。

なんといってもデザインや色合いのバリエーションが豊富で、お施主様が自分の好みに合うものを選択できるという点で非常にポピュラーな仕上げ材です。

対して、本漆喰の塗り壁。

ビニールクロスと比較すると、本漆喰は真っ白でコテを使った塗り方やテクスチャにも限りがあるということもありデザインの選択肢はぐっと狭くなります。

しかし本漆喰には湿度を調整してくれる効果で室内のジメジメを減らしてくれたり、ウイルスの抗菌効果、なによりビニールクロスのような張り替えのメンテナンスが不要で長持ちするという特徴があります。

また、化学物質も含まれていない点もシックハウスのリスクを減らしてくれます。

どちらもメリットデメリットが存在していて、お施主様が何を求めておられるかによって向き不向きがあります。

例えば、一部の壁をアクセント面としてビニールクロスで仕上げるとデザインが豊かになり毎日のテンションの向上に一役買ってくれます。

湿度の高くなりやすい脱衣室などには本漆喰の調湿効果でカビの抑制効果もあったりと、適材適所で使い分けるのも良いかと思います。

この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。