リビングとダイニングキッチンが分かれた二世帯住宅

  • 寝屋川市
  • 136.28㎡

こちらのお住まいの間取りは、LDKという一般的にはあまり切り離すことのないリビング・ダイニング・キッチンを、リビングとダイニングキッチンという二つの空間に切り離していることがとても特徴的な二世帯住宅として設計されました。2つの世帯が異なる生活リズムの中で気を遣わず、家族が思い思いの過ごし方をするために何が必要か。綿密な打ち合わせを重ねています。

このお住まいのこだわりは、使い勝手を考えて作り込まれた間取りだけではありません。そのこだわりは、家の素材にも目を向けられており、家の長持ちのため、優しい素材感のために、随所に自然素材を取り入れたことはその最たる例と言えるかもしれません。

そとん壁で街に溶け込むファサードに

外壁材に選んだそとん壁はグレーを選択。デザインの綺麗さ、街並みへの溶け込みやすさ、メンテナンス性の高さなど総合的に判断されて選ばれました。道路に面した玄関は、プライバシーと安全面のどちらもを確保するため、壁を立ち上げて直接屋内が見えない用にしています。

そとん壁が優しく光る夜のファサード

夜にライティングで照らされたそとん壁は、より上品な姿を見せてくれます。玄関ポーチで玄関の前に立つと、毎日その柔らかな明るさで包み込んでくれます。

玄関ドアの遊び心

ご家族で話し合いの尽きなかった玄関ドアの色は、最終的に「ナチュラルな屋内の雰囲気に馴染み」かつ「遊び心を持たせられるアクセントカラー」としてモスグリーンの扉が選ばれました。

ウォークスルーのシューズクローク

常に玄関を綺麗に見せられるというメリットを選び、シューズクローク兼家族用玄関として使えるようにしています。ウォークインの行き止まりではなく、ウォークスルーの通り抜けができるシューズクロークにしました。

家の中心。ダイニングキッチン

室内ドアを開けるとそこでまず目に入るダイニングキッチン。家族が集まる家の中心のこの部屋は、ダイニングテーブル+カウンターを合わせて使うことで、人数が多く集まる時に対応できるようにしています。

天井高を変えることで生まれる空間設計

キッチン以外の空間の天井を上げて、キッチンの天井をアクセント仕上げにすることで、ダイニングとキッチンもまた少し空間として切り離した印象を持たせられるようになっています。

造作カウンターの色々な使い方

キッチンの対面側にはタモの積層材で造作されたカウンターを設置。家族全員が集まって食事をするときにダイニングテーブルと繋げたり、軽食を食べる際に利用したりできる使い勝手のいいカウンターにしています。

家族と一緒に歳をとる無垢フローリング

足触りのいい無垢のフローリングは、日本で生まれた国産赤松。あづみの松という木を使っています。劣化するのでなく、家族と一緒に歳をとる。そんな素材です。

差し色の黒で空間を引き締める

お母様の寝室と隣接したダイニングスペース。実は照明のフチ、配線、器具、ドアの取っ手などポイントでアイアンのブラックを差し色にしている点にも注目して頂きたいところです。

明るさと暖かさのための吹抜け

ダイニングスペースに大きく開けた吹抜け空間。光を落とし、熱を運ぶのが、この吹抜けの主な仕事です。

寸法を指定して作られた寝室

居室の広さや形は、あらかじめ設置される予定の家具の大きさに合わせて微調整。それはウォークインクローゼットの中も同様です。

切り離されたリビング

2階に作られた家族が憩うリビングルーム。家に帰ってきて一息つくとき。寝る前にくつろぐとき。家族が思い思いのタイミングでゆったりと過ごすための空間です。

LDKではない、LとDK

2階のリビングにつけられた窓からは、吹き抜けを通して1階と繋がるように設計されています。家族の気配が感じられることや、家の熱を循環させる意図で作られた重要なアイテムです。

アクセントクロスで遊ぶ居室

こちらは寝室の一つ。部屋でどんな過ごし方をするかをヒヤリングしているため、高さや広さを指定して造作カウンターを設置しています。

部屋干しする場所を決めて作る脱衣室

屋外干しをすることがあまりない予定のこちらのお住まいでは、室内で洗濯物を干せるようにそのスペースも事前に設計。廊下や目につく場所に出ないようにしてあります。

シンプルで使い勝手のいいシステムバス

浴室は強いこだわりなく、できるだけ掃除が楽でコストをおさえ、そしてシンプルなものをということでご提案。