薪ストーブを眺め、自然を肌で感じる。スローライフ
- 茨木市
- 279.79㎡
コンテンツ
ゆったりとした敷地に建つ、自然を愛する家
自然と共に暮らすことを希望したお施主様のリクエストの通り、街並みに溶け込む外観の中で薪ストーブの煙突が目を引きます。
自然に流れる空気の動きに任せる。扉のない間取り
玄関、ホール、LDK、階段、2階ホール。これらの空間を遮る扉はなく、吹き抜けを介して全ての空間が繋がっているこちらのお住まい。空間を仕切り涼しく、あたたかくするのでなく、家全体を一つの空間と捉えて設計されました。これはとても寒がりな奥様のご意向。ヒートショック対策にも一役買ってくれます。
無垢の木。木目。本物の木を感じる
キッチンカウンターに据えられているのは無垢のウェンジ(マメ科ミレシア属)材。黒みの強いウェンジは、珍しい濃い色目をしていることや、衝撃や曲げに強い頑丈さを持つことなどから近年特に注目され始めた木材です。また、木のデコボコ部分を「ミミ」と呼ぶのですが、家具やカウンターに木の素材感を残したい際にはこの「ミミ」を残します。このカウンターもまさに「ミミ」を残したデザインに仕上がっています。
薪ストーブが時間をゆっくりと刻む
暖炉と料理。二つの意味を持って採用された薪ストーブは、あたたかさを家じゅうに届けるために家の中心に設置されました。寒い季節に眺める火は、このお住まいのテーマの一つとも言えるスローライフにはうってつけ。火のゆらぎは家族の憩いの時間に寄り添ってくれます。
仏壇が必要な和室。広さと設えと
あらかじめ仏壇を置くことが決まっていたこのお住まいでは、和室にも少しゆとりの広さが必要でした。法事のために親族を招くこともあるこちらのお住まいでは、この和室の空間は客間も兼ねることとなりました。ただ常設的に必要な部屋ではないことから、普段扉は開け放つことを想定して作っています。
光差し込むサンルーム
肌で感じる自然は、室内の仕上げに使われた漆喰や無垢の木だけではありません。気温の優しい季節には窓を開け、自然の風を入れる。日中は太陽の光が差し込む。全身で自然を感じられる住まいにするために作られたサンルームです。
吹抜けと2階ホール。それを支える大黒柱
近年ではあまり見ることのなくなった「家の中心の柱」に当たる大黒柱。こちらのお住まいではその古き良き伝統的な柱もまた、家のシンボルとして採用されました。毎日通り過ぎるだけの空間を、せっかく毎日通る空間ならと、ガラスブロックなどで遊び心が効いている点も見どころの一つです。
2階シャワールーム
1階に一般的なシステムバスは設置していますが、2世帯住宅を想定されたこちらのお住まいでは、2階に小さなシャワーブースを別途設けました。また、トイレはバリアフリーに対応するため空間を広く取り、無駄な空間を作らない工夫が施されています。