ダイニング

コンテンツ

ダイニングについて
1. ダイニングテーブルの選び方
2. チェアの選び方
3. 照明
4. インテリアと装飾
5. 実用性の考慮
6. フローと配置

ダイニングについて

家のダイニングルームは、家族や友人と食事を楽しむ重要なスペースです。ここでは、魅力的なダイニングルームを作るためのアイデアとポイントについてご紹介します。

1. ダイニングテーブルの選び方

サイズと形状
ダイニングルームのサイズに合ったテーブルを選びましょう。ここで大切なのは、家具を置いた際に生まれる「余白」のこと。大きすぎるものは圧迫感が生まれてしまい、小さすぎるものは空間に不釣り合いになってしまいます。また、長方形、円形、楕円形など様々な形状があるため、間取りの設計段階でどんなテーブルレイアウトがいいか設計士と相談するようにしましょう。

素材
ダイニングテーブルの素材は、脚と天板それぞれの検討が必要です。室内ドアや天井などで多く木目を出している内装であれば、そのコンセプトに揃えて脚も天板も木製にする。木目が多すぎると感じるなら脚を鉄製にする。こうした周りの空間とのバランスも考えることが大切です。

2. チェアの選び方

快適さ
ダイニングチェアに座っている時間がどの程度なのかによっては、座り心地の快適さは優先順位がとても上がります。クッションの有無、背もたれの形状、ひじ置きなど使いやすさを考えることもチェックポイントです。ただし、中には木製のイスでも人間工学により計算されてとても座り心地のいいイスなどもあります。クッションの有無などだけでは判断が難しい点には注意しましょう。

デザイン
ダイニング空間やテーブルとマッチするデザインを選びましょう。素材を揃える。色を揃える。デザインコンセプトを揃える。何らか統一感を持たせることでとてもマッチングするため意識してみましょう。異なるデザインのチェアを複数組み合わせて、個性的な空間を作るのも家具選びが楽しくなるかもしれません。

3. 照明

中央照明
ダイニングは照明計画（ライティング）にとても個性を出しやすいオススメの空間です。ダウンライト、ペンダントライト、スポットライト、様々な照明の選択肢があります。選択肢が広いからこそ、たくさんの施工事例を見てご家族が気に入る写真を探してみましょう。

補助照明
壁のブラケットライトやフロアランプなど、補助的な照明を配置することで、柔らかい光の演出ができます。こちらはダイニング空間をぼんやり包み込むイメージ。主役は中央照明に預けましょう。

4. インテリアと装飾

カラースキーム
ダイニングルームのテーマに合わせたカラーを選びましょう。基本的にダイニング空間は食器や小物で色がとても増える空間です。たくさんの色を取り入れた賑やかな印象が好きな方以外はあまり色を増やさないようにしましょう。そうすることで料理や食器の色が鮮やかに見栄えするようになります。

アートや装飾品
壁にアートや家族写真を飾るのも素敵ではないでしょうか。一般的にダイニング空間は家族がくつろぐ「プライベート空間」です。（それに対しリビングが来客を招き入れる「パブリック空間」）好きな物や家族の物を飾るのに適した空間と考えて差し支えありません。

グリーン
自然の緑はインテリアの色合いの中で邪魔をすることがありません。グレイッシュなダイニング、ナチュラルなダイニング、アンティークなダイニング。そのどれに合わせても生物が持つ柔らかさをグリーンは演出してくれます。これまでに飾ったことのない方も一度飾ってみて頂きたいです。

5. 実用性の考慮

収納
ダイニングの収納には、扉付きの収納庫をあらかじめ間取りに組み込むものと、キャビネットやサイドボードを置く置き家具を使うものの2種類の考え方があります。LDKという生活の中心になる空間の収納ですので、薬箱や文房具のような生活雑貨から、保存食などをしまうパントリーまで用途は家族によって様々。完全に隠す収納か、置くことでインテリアになるキャビネットを置くかなども選んでみるといいですね。

フレキシビリティ
拡張可能なテーブルや折りたたみチェアを使うことで、必要に応じて許容人数を増やすという考え方も。普段使いは4人掛けのものを、来客時に6人～8人掛け仕様にできるダイニングテーブルなどもあります。ただし、可変性のある家具は選択肢がとても狭くなるので要注意。