大阪で自然素材の注文住宅を建てるなら?子育て世代が知っておきたい3つの注意点

子育て世代に人気の「自然素材の家」とは?
「自然素材の家」とは、漆喰や無垢材などの自然由来の建材を用いて建てられた家のことを指します。化学物質の使用をできるだけ抑え、室内の空気環境、健康面、家の長持ちに配慮していることが大きな特徴です。
とくに小さなお子さまがいる家庭では、アレルギーやシックハウス症候群などの不安から
「安心して暮らせる素材を選びたい」
という声があがります。近年では花粉症もこの自然素材の家を建てたいというリクエストの由来になることも珍しくありません。
漆喰は抗菌・防カビ性に優れ、室内の空気を清潔に保つ効果が期待できます。また、無垢材は木の自然な香りや肌触りが魅力で、子どもが裸足で過ごしても快適なお住まいになります。
自然素材は見た目の美しさだけでなく、住む人の心と体を穏やかにしてくれる住環境を作り出してくれます。
自然素材と大阪の気候は相性が良い?
大阪は、夏は高温多湿、冬は底冷えがあるなど、気候の変化が大きい地域です。こうした気候条件の中で快適な住まいを保つためには、湿度・温度をうまくコントロールする工夫が欠かせません。
この「快適な住まい」のためには、高い断熱性能や気密性能などが必要なことは言うまでもありませんが、家の素材もまた、快適さに多くの影響をおよぼします。
自然素材は大阪のような地域と相性が良いとされています。たとえば漆喰は、湿気を吸ったり吐いたりする「調湿性」に優れた素材。梅雨時期のじめじめ感を軽減し、冬場の結露防止にも役立ちます。無垢材も同様に湿度を調整する性質があり、空気の乾燥をやわらげ、肌ざわりの良い快適な空間を実現します。
https://www.egg-jp.com/column/column-20855/
大阪で自然素材の注文住宅を建てるなら?知っておくべき3つの注意点
自然素材を使った注文住宅は、健康的で快適なお住まいを作ることができる一方で、いくつかの注意点を押さえておく必要があります。
大阪のような都市部で家を建てる場合、以下の3つは特に大切なポイントです。
1. 自然素材に強い施工会社を選ぶこと
漆喰や無垢材は、扱いが難しい素材です。たとえば漆喰の壁は、塗り方ひとつで耐久性や見た目が大きく変わりますし、無垢材も乾燥や割れに対応する知識と技術が求められます。
自然素材の施工実績が豊富な会社を選ぶことで、トラブルを防ぎ、素材本来の良さを活かすことができます。
2. メンテナンスへの理解と覚悟が必要
自然素材の家は「経年劣化」ではなく「経年美化(変化)」が魅力ですが、その分メンテナンスも欠かせません。
無垢材の床は定期的なオイル仕上げやワックスがけが必要で、傷もつきやすい素材です。漆喰壁も、時間とともに小さなひびや剥がれが出ることがありますが、こまめな補修で美しさを保つことができます。手間がかかる分、住まいに対する愛着も深まっていくのが自然素材の家の良さです。
3. 大阪の気候に合った設計が鍵
気候に合わない設計では、どんなに良い素材を使っても快適な家にはなりません。
大阪では夏の湿気対策と冬の冷気対策の両方が必要になるため、通風や断熱、日射遮蔽の工夫が重要です。木造軸組工法と自然素材を組み合わせることで、気候の変化に柔軟に対応しつつ、長持ちする住まいづくりが可能になります。
自然素材の注文住宅は、子育て世代にとって“安心して長く暮らせる家”を実現する最良の選択肢のひとつです。大阪の気候を理解し、素材や設計にこだわることで、家族の健康と暮らしを守る理想の住まいが完成します。
後悔しない家づくりのために、まずは信頼できるパートナー選びから始めましょう。
この記事を書いた人

-
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。
最新の投稿
2025年4月15日ヒートショックを起こさないために ずっと健康に暮らせる住まいとは
2025年4月15日自然素材の住まいのメリットとは?
2025年4月12日大阪で自然素材の注文住宅を建てるなら?子育て世代が知っておきたい3つの注意点
2025年4月11日住まいづくりにおすすめの自然素材一覧|新築・リフォームどちらにも使える安心素材