住まいづくりにおすすめの自然素材一覧|新築・リフォームどちらにも使える安心素材

自然素材を使った住まいづくりは、健康的で快適な暮らしを実現する方法のひとつです。この記事では、構造材から外壁、内装仕上げまで、住宅に使われる代表的な自然素材をわかりやすく解説します。新築・リフォームのどちらにも対応できる内容にまとめてみました。参考にしてみてください。

1.家に使われる自然素材とは?新築・リフォームどちらにも対応

自然素材とは、化学物質を含まず、木や土など自然の恵みから作られた建築資材のことを指します。
無垢材、漆喰、珪藻土などが代表的。皆さんも一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
大阪のような湿度が高く気温差のある地域では、通気性・調湿性に優れた自然素材を使うことで、室内の空気環境を快適に保てます。新築住宅はもちろん、リフォームでも部分的な導入がしやすいのが特徴です。

2.躯体(構造)に使う自然素材|無垢材や自然系断熱材

 ▶無垢構造材/ヒノキの柱、赤松の梁など

建物の骨組みには「無垢材(むくざい)」が選択肢としてあります。特に国産の杉や桧(ひのき)は、耐久性が高く、日本の気候に適しています。ただし、柱の質のバラつきがとても多く、集成材の構造材に比べ、収縮やねじれによる歪みの発生率が高い点はよく注意しましょう。

 ▶断熱材/セルロースファイバー、炭化コルク、サーモウールなど

断熱材としては羊毛の断熱材サーモウールやセルロースファイバー(古紙リサイクル素材)が注目されており、調湿性や防音性にも優れています。自然素材を構造に使うことで、家全体の寿命や居住性が向上します。なお、エッグ住まいる工房ではセルロースファイバーを採用しています。

https://www.egg-jp.com/column/column-20769/

3.外壁など外部仕上げに使う自然素材|漆喰・木

外壁には「漆喰」や「そとん壁」「杉板張り」などが使われます。自然素材の外壁は定期的なメンテナンスが必要ですが、補修しながら長く使える「持続可能な選択肢」として注目されています。

 ▶漆喰

防火性、防カビ性に優れ、白く美しい仕上がりが魅力です。ただし、サッシ廻りなどに黒い雨だれの汚れなどが発生し、とても目立つという点には注意が必要です。

 ▶そとん壁

火山灰に似た材料シラスを使った塗り壁です。粒子が荒く、塗り壁でありながらも凹凸の陰影が綺麗なため一目惚れするお客様が非常に多い外壁材。色の選択肢もあるため、漆喰壁に比べ汚れが目立ちにくいのも利点です。
(高千穂シラス https://www.takachiho-shirasu.co.jp/

https://www.egg-jp.com/column/column-20779/

漆喰は防火性、防カビ性に優れ、白く美しい仕上がりが魅力です。木材仕上げは、時間とともに味わい深く変化する外観が特徴です。

4.内装仕上げに使う自然素材|塗り壁・無垢フローリング

 ▶漆喰や珪藻土などの塗り壁

室内壁仕上げ内装には「漆喰」や「珪藻土」などの塗り壁が使われることが多く、調湿機能や消臭効果が期待できます。また剥がれ落ちたり変色したりすることもないため、メンテナンスにお金をかけず長持ちさせられる点は大きなポイントです。
エッグ住まいる工房では多くの場合「漆喰壁」が採用されています。

 ▶無垢フローリング

床材では「無垢フローリング(ナラ・パインなど)」が人気で、木の香りや足触りの良さが暮らしの質を高めます。化学物質を含まない素材は、小さなお子様や高齢者のいるご家庭にも安心です。

 5.まとめ

自然素材にはいくつかののメリットとデメリットがあり、費用面も含む様々な要素から選択する必要があります。
必ずしも「家の全てを自然素材にする」必要はなく、欲しい所にだけ採用するという使い方ができるのも、エッグ住まいる工房の特殊な住まいづくりととても合っています。
皆さんもぜひ使いたい自然素材のことを考えて検討してみていただきたいところです。ぜひ素材についてそれぞれ調べて来ていただけたらなと思っています。

この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。