グラスウール・EPS・セルロースファイバーの比較

自然素材の注文住宅を建てる茨木市の工務店、エッグ住まいる工房の関口です。
今回は断熱材の比較というテーマでお話をします。

断熱材の種類と特徴

断熱材を比較する上で必要となるのは、
➀どれだけ熱を伝えにくい素材か、どれだけ熱を留める(蓄える)ことができるか
 →熱伝導率と熱容量による
➁施工者による精度のバラつきがないか
 →施工する職人がどのような人か
➂壁内の湿気対策
 →湿気が発生した際どうなるか

代表的なものである下記の三つの断熱材でそれぞれ順位付けしてみます。

高性能グラスウール(ガラス繊維)
①熱伝導率0.038(第2位) 熱容量(第3位) 
②ポピュラーな断熱材で精度はともかく施工できる人は多い
➂湿気には弱く、施工精度が悪いとカビ発生リスクが高い

EPS(発砲ポリスチレン)
➀熱伝導率0.024(第1位) 熱容量(第2位)
➁成型された固形の断熱材を柱間にはめ込むようなイメージで施工していく(腕による差は出にくい)
➂素材自体は湿気に強くカビ発生リスクも小さいが、壁の中全体で考えた時に周囲の木材などへの影響は出る

セルロースファイバー(紙)
➀熱伝導率0.040(第3位) 熱容量(圧倒的1位)
➁有資格者による施工のみ(精度のバラつきが無い)
➂湿気を自ら食べてくれる調湿機能を持ち、壁内の乾燥状態をキープしてくれる

というようにそれぞれの断熱材で良し悪しがあることが分かります。
 

長持ちする住まいを考える際に有効なのはどれ?

例えば、せっかく家を建てるのであれば長持ちさせたいとお考えの方の場合、向いている断熱材はどれになるのでしょうか。

住まいの耐久性を劣化させる一番の要因は湿気です。
高温多湿な日本の気候ではどのような手段でも100%壁の中の結露を防ぐことはできません。
結露が起こったときにどうなるか、対策が取れているかが重要です。
その視点から言うと、上記の中ではセルロースファイバーは良好な壁内環境を維持するために有効な選択肢かと思います。





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この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。