断熱材セルロースファイバーの性能と原材料とは
1. 断熱材セルロースファイバーとは?

セルロースファイバーは、木質繊維を主成分とする自然由来の断熱材です。主に新聞紙などの古紙をリサイクルして作られ、細かく粉砕した繊維にホウ酸を添加したものです。
この断熱材には、の施工方法があります。どちらも専用の機械を用いて壁の内部に吹き込む点は同じ。「ブローイング工法」や、接着剤と混ぜて塗布する「湿式工法」で施工されます。
エッグ住まいる工房で採用しているのは「ブローイング工法」。断熱材をより高密度に吹き込むために、そちらの方法を選んでいます。
隙間なく充填できるため、高い断熱性と気密性を確保できるのが特徴です。
また、セルロースファイバーは調湿機能にも優れます。湿気を吸収・放出することで結露の発生を抑えてくれる。そのため、断熱だけでなく住宅の耐久性向上にも貢献する素材として注目されています。
2. セルロースファイバーの熱伝導率

断熱材の性能を示す指標の一つに「熱伝導率」があります。熱伝導率とは、熱の伝わりやすさを数値化したもののこと、値が小さいほど断熱性能が高いことを意味します。
セルロースファイバーの熱伝導率は約0.038~0.040W/m・K。グラスウールやロックウールと同等の性能を持ちます。特に、密度が高く施工されるため、壁内の空気の流動を抑え、断熱効果を長期間維持しやすいのが特徴です。
また、セルロースファイバーは蓄熱性にも優れます。つまり、外気温の影響を受けにくい性質を持っているということ。夏は涼しさを保ち、冬は暖かさを逃しにくい住環境を実現します。
3. セルロースファイバーの原材料
セルロースファイバーの最大の特徴の一つは、独特の原材料で作られていることです。主な原材料は古紙とホウ酸。それらについて少し解説していきます。
▶古紙のリサイクル

主原料としているのはこの古紙です。使用済みの新聞紙や段ボールなどを粉砕・加工したもの。それを断熱材として再利用することで、廃棄物の削減と環境負荷の低減に貢献しています。
▶添加されたホウ酸
主な原料として使われているのが古紙である以上、火災と虫害への対策は必至です。そこで活躍するのが、添加されたホウ酸。これにより、防火性能や防虫性能が向上します。
ホウ酸は自然由来の成分であり、人体や環境には優しいことから、シックハウス症候群のリスクを低減する効果も期待できます。
セルロースファイバーは高い断熱性能を持ちます。かつ、環境にも配慮されたサステナブルな断熱材です。リサイクル素材を活用しつつ、快適で健康的な住まいを実現できる点が、多くの住宅で採用される理由となっています。
https://www.egg-jp.com/staff_blog/staff_blog-19857/
この記事を書いた人

-
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。
最新の投稿
2025年4月1日自然素材の外壁材 そとん壁の原材料やデザイン
2025年3月31日グラスウール・EPS・セルロースファイバーの比較
2025年3月29日断熱材セルロースファイバーの性能と原材料とは
2025年3月28日セルロースファイバーのメリットとデメリットを解説