漆喰の力。結露の出にくい家を建てよう

1. 漆喰って何?結露の対策になるの?

漆喰(しっくい)とは、主に消石灰(しょうせっかい)を原料とした自然素材の壁材です。消石灰は石灰石を焼成し、水を加えることで作られ、その後、空気中の二酸化炭素を吸収して再び硬化するという特性を持っています。この硬化の過程で生じる細かな孔が、漆喰独特の調湿性能や耐久性を生み出します。

そんな漆喰ですが、古くから日本の伝統建築に用いられ、城や土蔵、寺院などにも使われていました。その主な理由は、3つ。
防火性・抗菌性・調湿性に優れているため。
当時からこの「調湿性」は高く評価されていたことがわかりますね。

2. 家の長持ちの天敵。結露で痛む家

結露は、室内の暖かく湿った空気が冷たい壁や窓に触れることで発生します。皆さんの中にもこの結露に頭を抱えたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 ▶健康被害

そんな結露が頻繁に発生すると、カビやダニの繁殖を促し、住環境の悪化を引き起こします。シンプルな健康被害のリスクです。特にアレルギーをお持ちの場合気を付けたい所。カーテンなどがカビてしまった経験がある方もいるかもしれません。

 ▶住宅劣化被害

さらに、壁や柱が湿気を含むことで、木材の腐食やシロアリの発生リスクが高まり、住宅の耐久性が大きく損なわれることもあります。これは壁内部。目に見えない部分だから怖いわけです。

「壁紙がカビて黒くなってるから見て欲しい」

そんな連絡を受けて壁を剥がすと断熱材まで根こそぎカビていた。そんな話も珍しくありません。

 ▶対策を考える

ビニールクロスや化学系塗料を使用した壁は、湿気を吸収せずに表面に結露を発生させてしまう場合があります。
このような問題を防ぐためには、ちゃんと換気すること。断熱性能の高い家にすること。そして、内装材の選び方を考えてみることが重要になります。その選択肢の一つとして、調湿機能に優れた漆喰壁があるわけです。

3. 漆喰の調湿効果。結露が起こりにくい環境を作る。

漆喰は、多孔質構造を持つため、室内の湿度を調整する能力に優れています。湿気が多い時には空気中の水分を吸収し、乾燥している時には蓄えた水分を放出することで、快適な湿度環境を維持します。

この調湿効果により、結露の発生を大幅に抑えることが可能です。特に、寝室やリビング、キッチンなど、湿気がこもりやすい場所は特にオススメ。カビやダニの発生を防ぎ、清潔で健康的な空間を作ることができます。
また、漆喰にはアルカリ性の特性があり、カビや細菌の繁殖を抑制する効果もあります。さらに、静電気を発生させにくいため、ホコリが付きにくく、室内の空気を清潔に保つことができます。

このように、漆喰は見た目の美しさだけでなく、機能性にも優れた壁材です。結露対策として漆喰を取り入れることで、住宅の耐久性を高め、健康的で快適な暮らしを実現できます。

漆喰についてもう少し知りたい方はぜひこちらの記事もごらんください。

https://www.egg-jp.com/staff_blog/staff_blog-16331/


この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。