【SE構法】茨木市/注文住宅/自然素材/エッグ住まいる工房

みなさんこんばんは。

茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店エッグ住まいる工房の代表の長野です。

この度HPが改修され、もう既にみられた方もおられるかもしれませんがSE構法が標準仕様として採用されました。
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SE構法とは優れた耐震性と自由度の高い間取りを可能とした木造では最先端の技術です。木造なのにラーメン構造、ピン工法、独自の柱引き抜き金物、そして数値に裏付けられた全棟許容応力度計算と耐震性はピカいち。根拠のある耐震性があるからこそできる大空間、大開口。スキップフロアや2台並列駐車のビルトインガレージなんかも可能になります。耐力壁の数も減らすことが可能となり、広い吹抜や勾配天井も可能となります。プランニングの可能性が格段に上がります。設計する私はワクワクしています。

従来の在来工法でも同じ耐震等級3はとれるのですが、1階部分は耐力壁が多く必要になります。梁のスパンもあまり飛ばすことができないため、間仕切りは増える。しかしSE構法の場合は大きな空間をとり構造を負担しない柱や壁で間仕切ることにより、後々間仕切りを変更することが可能となる「スケルトン&インフィル」という設計手法を木造でありながら可能としました。これにより、将来ライフスタイルが変わりリノベを考えた際、間取りの変更の自由度が各段に広げられるようになりました。。


ただ、SE構法の柱、梁は集成材を使用しております。弊社は自然素材での住まいづくりをしてきましたので正直全てに集成材を使うこうとに抵抗がありました。しかしながら我々が今まで建ててきた住まいも耐震等級3の場合は水平構面の強度の確保するために集成材と同じく接着剤を使用した構造用合板を外すことはできませんでした。

そこで、集成材には強度や品質にばらつきがなく反りや狂いも少ないという利点。あと80年前の集成材で作られた建物が今も現存することから裏付けられる耐久性。弊社の標準仕様である漆喰や薩摩中霧島壁には揮発性有機化合物の吸着や分解する効果があることなどをかんがみて今回の採用となりました。

近い将来やってくると言われている南海トラフ地震、近年の海水温上昇にともない強い勢力のままやってくる台風。どれだけ高性能で素晴らしいデザインの住まいでも構造が弱ければ元も子もありません。SE構法によりそういった災害からも家族を守ってくれる安心、安全な住まいづくりになります。次は設計のこだわりの話をしようと思います。