【ファーストプランから何度も重ねる設計打合せ】茨木市/注文住宅/自然素材/エッグ住まいる工房

みなさんこんばんは。

茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店、エッグ住まいる工房の代表の長野です。

前回はファーストプランの提案の話をさせて頂きました。
前回のブログを読まれてない方は改めて読んでいただければ幸いです。)
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数パターンのファーストプランから暮らし方のイメージをしてもらい始まるお打合せ。とはいえ簡単にイメージできるものではなく、イメージパースや施工写真なんかを使いながらプレゼンをします。当然ですがファーストプランでイメージ通りに決まることはなく、数回の打合せを重ねプランの方向性を決めていきます。

打合せを重ねることによりお施主様のフワッとしていたご要望の部分も固まっていき、また私もお施主様のやりたいことや人間性なんかも見えてきて提案するプランも変わっていきます。駐車場の位置から玄関へのアプローチ、庭の位置とリビングの関係。水廻りの動線や収納の大きさ。またどこから光を取り入れ通風するか?階段の位置も重要です。そこに遊び心や空間の広がりもプラスして。限られた敷地の中で無駄なく最大限空間を利用し制限ギリギリの攻めたプランを作ることに心掛けております。

プラン提案の際、私はアルファベットで番号を付けているのですが大文字一周してしまい小文字のfまでいったお施主様もおられました。プランはご納得いくまでお付き合いさせて頂きます。回数を重ね悩んで決めることによりプランは間違いなくいいものになっていきます。

プランニングは今後の暮らし方に最も影響のある大事なポイントです。限られた敷地と予算の中で全てのご要望をかなえることは中々困難で時には断念せざるを得ないご要望も出てきます。何を優先させるか。プランの中で良い部分をより良くしていく。プラスを重ねていく設計が注文住宅だと思っています。
ちなみに余談ですが、建売住宅は買い手が一部でも嫌と思うところがあると売れないのでマイナスを無くす設計になるので大きく違います。より多くの人にとって70点が取れる間取りを作るというわけです。

数パターンのプランと数回にわたる打合せを経て、ある程度の方向性が決まれば収納量や持込家具等も配置しながら、暮らし方に合わせて各部屋の大きさや位置、また構造の壁や通風、採光の為のサッシ配置、屋根葺き方や庇等も検討しながら決めていきます。

プランが決まると外観、サッシの提案となります。これからの住まいづくりには断熱性やパッシブデザインがもとめられるようになりました。サッシの性能や配置、またガラスの種類(ペアガラスorトリプルガラスか?・熱取得型or遮熱型か?)が重要になってきます。

次回はサッシの提案のポイントを説明させて頂こうと思います。