【自由設計のプランニングがどうやって生まれるか】茨木市/注文住宅/自然素材/エッグ住まいる工房
みなさんこんばんは。
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店エッグ住まいる工房 代表の長野です。
本日は普段行っているプランニングについてのお話です。
プランを作るにはまず土地を読むことから始まります。目線の抜ける方向、隣地との距離感や窓位置。陽を入れる位置や風の抜け等々。又、近隣の植栽や遠くに見える山なんかもプランのヒントとなります。また、敷地の高低差や法的な制約や地域の特徴なんかもチェックし敷地の特性をとらえてどう活かすかをイメージします。
その上でお施主様のヒアリングをします。最初はお施主様のやりたいことや思っていることを好きなように話してもらいます。矛盾していることも多々ありますがそれを整理するのも私の仕事です。その後私から細かく聞取りをしていきます。とても大事な仕事です。ご夫婦で全く違う要望が出てきたり現在の収納量が多すぎてお施主様自身も把握が出来ず時にはお宅訪問も。
ただ、ヒアリングで全てのご要望を聞き出すことはできません。ポロっとでた言葉もヒントにプランニングの開始です。
都市圏内では土地も狭く様々な制約がある為、私の場合はまずはボリューム計算からスタートします。ご要望に応じた広さと間取りを確保できるか?敷地の中に納まるのか?結構ドキドキする作業です。1,2階のバランスを考えあっちやこっちやと色々なパターンを作ります。
ボリュームがある程度きまるとゾーニングという作業に入ります。駐車場や駐輪場の位置、庭の位置。どこから陽を取り込むか等を考えながらリビング、動線や繋がりを考えながら水廻り、玄関等をどこに配置すべきかを検討します。階段の配置はなかなか厄介です。これも何パターンも作ります。ご要望を満たしながら少し遊び心を加えて・・・。ここまでは楽しい作業です。
考えられるパターンが出来たらそこから法令、構造等を考慮しながら具体的に形にしていく作業となります。ゾーニングした半分以上のパターンはボツとなります。敷地内では納まらなかったり構造的に厳しかったり法的にNGだったりと。ある程度の形になってくると図面化していきます。
そうやってお施主様のご要望通りのプラン。それに少しアレンジを加えたプラン。そして少しご要望とは違うところもあったりしますが遊び心を加えた提案型のプランと大体3パターンくらいに絞りファーストプランとして提案しておりますが私にとっては我が子を見せるようなドキドキするイベントみたいなものです。
緊張のプラン提案ですがこのパターンから選んで頂くわけではございません。あくまでも最初の提案でありプラン打合せのスタートです。どのくらいのボリュームになるのか?敷地のどんなところが活かせるのか?生活のイメージをして頂く第一歩です。
お施主様によって求められるものは様々です。最初のヒアリングで全てのご要望もまとまっていることも少なくプランニングを重ねていくうちに変化もしていきます。将来のライフスタイルの変化にも対応していかなければなりません。今後の生活していく上で一番大事なプランニング。納得いくまで打合せを重ねて住まいづくりを進めています。
弊社では定期的にプランニング体験会も実施しています。
ご自身でもプランニングを考えてみたいという方がおられれば是非ご参加ください。