収納家具の各種名称を知ろう
先日友人との会話の中で家具について相談をされました。そこで「キャビネット」という単語を使った時に友人から受けた質問。「キャビネットってどんなやつ?」
今SNSなどを通して家具類については色々な名称が飛び交う中、どれがどんな特徴か中々わかりにくいもの。
今日は皆様が新しい家具を買う時にAmazonで検索しやすいように、収納家具がそれぞれどんな特徴で、どんな名称なのかまとめてみました。家具でお悩みの方は是非参考にしてみてください。
収納家具一覧
- ラック
- シェルフ
- キャビネット
- チェスト
ラック
柱 + 底板
もっとも単純な作り。
中が見えやすいため、物を飾る収納インテリア家具としてはとても有能。
派生したものに本を立ててこちら側から見える用に作られたマガジンラックなどもある。
※写真は「ラダーラック」というハシゴ状の少し特殊な派生商品
シェルフ
柱 + 底板 + 側板 + 背板
本棚としての用途がもっとも一般的。
全面部分のみがオープンになっているのがシェルフ。身近で馴染みがあるものでいうとカラーボックスと呼ばれている商品はこのシェルフにあたる。
ラックに次いでシンプルな作りでありながら、中にカゴやケースを入れて使う応用が利くため、幅広い使い道がある。そのためよく売れ、おかげで安く手に入りやすい。
キャビネット
柱 + 底板 + 側板 + 背板 + 前面開き扉
シェルフの前面に開き扉がついていたらキャビネット という認識でほぼ間違いありません。スッキリとしたデザインのものや扉が一部ガラスになっているものなど、「家具そのものがインテリアとして見栄えする」のはこのキャビネットと、この次のチェストの2つかもしれません。
扉が付いているため中身を隠すことができ、また家具単体でも可愛いものが多くあるためリビングダイニングで重宝されます。
チェスト
柱 + 底板 + 側板 + 背板 + 引出し
引出し式の収納。キャビネットとの違いは扉か、引出しか。
こちらも馴染みのあるものでいうとタンスがこのチェストに該当します。チェストはその他の収納家具に比べ引出し部分に使用する木材が多いため値段が少し高い傾向にあります。古いビンテージ家具として見栄えするため長く愛されています。
写真のようなクローゼット用衣装ケースもこれにあたります。
そしてこのチェストは、実はもう一つの意味があり、「小物や貴重品を収納する蓋つきの箱」が本来の意味ですが、いつしか「チェスト」という単語の使われ方が、上記のタンス側を指すように変わっていったそうです。ちなみに有名なゲームマインクラフトにもこのチェストという単語は出てきて、それはこの「蓋つきの箱」側の意味で使われています。ひょっとしたら国によって使われ方が違うのかもしれません。
それぞれの違いを覚えてお気に入りの家具と出会おう
いかがでしたでしょうか。今ではこうしたカタカナの名称で家具が呼ばれることがとても多く、細かく知らない方にとっては「ラック」と言われると何となくイメージができる。「シェルフ」と言われたら棚っぽいイメージはある。というようなものなのではないかなと思い、今日は取り上げさせて頂きました。
家具屋さんや雑貨屋さんで見つけた可愛い家具があれば、それと似たものを探す時単語を知っているのとそうでないのとでは探しやすさが全然違います。
是非お好きな家具と出会えますように。
この記事を書いた人
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エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。
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