【古き良きものを住み継ぐ~リノベーション~】茨木市/自然素材/注文住宅/工務店/エッグ住まいる工房

みなさま、こんばんは。
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店 エッグ住まいる工房のフジオカです。

先々週から先週にかけ、息子の小学校ではコロナウィルスやインフルエンザ、溶連菌等々で学級閉鎖ラッシュでした。幸い、我が家は元気に過ごしておりますが、この先春に向け寒暖差も大きくなっていくので、どうぞ皆さま体調管理にはお気を付けください。

ここ数年、毎年このくらいの時期にお久しぶりです!とご連絡を下さるオーナー様がいらっしゃいます。いつもご相談頂ける存在であることが本当に嬉しく有難い!

そのオーナー様は普段はヨーロッパの方にお住まいなのですが、親から受け継いだご自宅があるので、長期休暇を利用してご帰国され、その時にちょこちょこご自宅のメンテナンスをご依頼頂いている訳です。

そして今回はご自宅ではなく、ご自宅と一緒に親から受け継いだ古い賃貸長屋の一室を自分たちで手を入れようかな。というもの。いわゆるDIYですね。ただ、やはり水廻りなど、限られた時間の中、素人が手を付けるには不安。ということで今回ご相談を頂いた訳です。

オーナー様のパートナー様は向こうの方なのですが、今回に限らず、ご自宅のご相談のときもお話をしていると、お話の端々から、住まいは簡単に建て替えるのではなく、手を入れて住み継ぐものというマインドを感じます。


やはり古い建物ほど価値の上がる欧米諸国と、どんどん価値が下がっていく日本での感覚の違いでしょうか。ヨーロッパでは古い石造りの外装はそのままに内装を自由にリノベーションして住み継ぐのが一般的だそうです。


日本でもかつては親と同居し、そのまま住み継ぐことも多かったのでしょうが、今は子世帯の勤め先の都合や、広さの問題などで、子世帯が新たに新居を設けることが増え、住み継ぐという考え方が随分と薄れてしまったように思います。

もちろん日本でも人口減少や高齢社会に入り、住宅の長寿命化という考え方に移行し、現在は新築でも長期に渡り良質な住宅が残せるような施策が設けられています。
ですが、ヨーロッパの街並みや京都の街並みのような古く良質なものにしか醸し出せない風情があります。

確かに高度成長期の十分な質とは言えない住宅があることも否めませんが、残した方が良い良質な中古住宅もたくさんあります。
古き良きものを受け継ぐマインド。大切にしていきたいと思う今日この頃です。

この記事を書いた人

竹澤 貫
竹澤 貫
エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。