【木造住宅の補強だけが耐震化ではないお話】茨木市/自然素材/注文住宅/工務店/エッグ住まいる工房
みなさま、こんばんは。
茨木市で自然素材の注文住宅を建てる工務店 エッグ住まいる工房のフジオカです。
年が明けてから、フジオカお初のブログになります。
元旦から能登半島地震に見舞われ、被災された方々には心よりお見舞い申し上げます。
地震から三週間経ち未だ安否不明者もいらっしゃる状況。
ただただ被災地の方々に早く日常が戻ることを願いつつ、自分ができることは少しでもないかと模索するばかりです。
そして、先週1月17日は阪神淡路大震災から29年となりました。
今回の能登半島地震でも阪神淡路大震災同様、亡くなられた方の多くの死因に繋がったとされる家屋の倒壊。被災地の映像を見ていると、本当に阪神淡路大震災の時の映像と重なる被害状況が多々見受けられます。
阪神淡路大震災の被害状況を教訓に、建築物の地震に対する安全性を確保するため、建築物の耐震改修を促進する耐震改修促進法が阪神淡路大震災同年の1995年10月に施行されています。そこから現在に至るまで、各自治体でも補助事業が制定され、建物の耐震化を促進されてきました。ですが、あるメディアによると、「2018年2019年頃の全国平均の住宅耐震化率90%近くに対して、石川県輪島市の住宅耐震化率は約45%、珠洲市は約51%と全国平均に比べ極端に低い」と言われています。
弊社にも耐震診断や耐震改修のご依頼を度々頂きますが、やはりご高齢の方のお住まいだと耐震診断はされても、耐震改修となると思っていた以上の費用となり、結局改修はされない方も結構いらっしゃいます。なので、ご高齢者の多い輪島市や珠洲市の耐震化率には納得です。他にもこのような過疎地域は全国多々あるのではないかと思います。
ここでお伝えしたいのが、住宅の補強による耐震化は難しくとも、居間や寝室など一階の一室をシェルター化する。や、防護フレームをかぶせた防災ベッドという商品もあり、対策方法は様々あります。自治体によっては防災ベッドの設置に対しても補助金の対象となったりします。
もちろんエッグでは震災の後も住み続けられる住まいづくりをおススメしていますが、先ずは命を守れる耐震化でも良いのではないでしょうか。
ここ数十年の内に南海トラフ巨大地震が発生する可能性が高いと言われています。
今一度、防災について見直したいところですね。
ちなみに今晩から明日にかけ、今季一番の寒気到来。ということですので、水道管が凍結し破裂しないよう皆さま対策をお願いします!!
この記事を書いた人
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エッグ住まいる工房 取締役副社長/営業・広報担当
大手ハウスメーカー、中規模ビルダーの営業経験を経て、エッグ住まいる工房で「笑顔を作る住まいづくり」についてお客様に発信をし続けている。
パソコン・Web関係に強く、Instagramの公式アカウントでは毎週金曜日に失敗しない住宅計画についてライブ配信を行っている。
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