お住まいにおいてまず最初に考える大切なこと。それは、
災害から住まいと家族を守る頑丈さ。
地震や台風に対して余力を持って耐えられる耐久性のことです。
エッグ住まいる工房では、この耐久性を維持したままに、
よりお客様のお住まいをいい物にするため、
さらに2つのことを実現可能なSE構法という建て方を選びました。
1つは柔軟性
SE構法の特徴である
「柱や梁の本数を減らしながらも、耐久性を損なわない」ことを活かし、
間取りや暮らし方の自由度が大幅に広がりました。
2つは可変性
柱や梁を減らすことのできる特徴は、遠い未来で子どもや孫がその家で暮らすとき、
リノベーションがとてもしやすくなるというメリットも同様に生まれます。
これにより、将来的にも長く住み継ぐことのできる住まいとなり、
資産価値を上げることができると言えます。
耐久性×柔軟性×可変性。これにより、
お客様にとってさらに自由になる住まいづくりが実現できるようになりました。
SE構法は、自由な空間デザインと高い耐震性能を両立する木造建築技術です。
木を使った住まいづくりは、この日本の高温多湿な気候風土にとてもマッチしており、お住まいの長持ちに直結します。
また、コスト面でも鉄骨や鉄筋コンクリートに比べ抑えられる点はとても優位なポイントと言えます。
SE構法では、木造の中でも特筆して強い構造躯体と厳密な構造計算で、「安心できる住まいづくり」と「理想の暮らし」の両立を実現します。
>>SE構法(外部リンク)
無垢材の1.6倍の強度を持つ集成材
SE構法で使われる柱や梁の集成材は、含水率15%以下、集成材の材料となるひき板も一枚一枚強度測定して製造されるため、品質が一定に保たれます。
集成材は1927年に建てられたコペンハーゲン中央駅で今なお立ち続けている実績からも、築後100年以上耐えられる性能を持つことを実証しており、SE構法の工場では接着ひとつひとつも緻密に管理されています。
基礎と柱と梁を繋ぐSE金物・柱脚金物
地震により最も力がかかる場所は基礎と柱、そして柱と梁の繋がる場所。それぞれの接合部です。
SE構法ではその接合部に特別な金物を取り付けており、
168年の耐久性が実証されているこの金物を使うことで、建物の高い耐震性が長く保たれます。
>>SE構法の構造について(外部リンク)
通常の木造住宅では、柱と筋交いを使うことで壁に強度を持たせ、それにより地震や風に強い頑丈な建物を生み出します。またその頑丈さを生み出すために、柱はおよそ3.6mに1本は必要になる建て方。それが、一般的な木造建物、「在来軸組工法」と呼ばれる建築方法です。
それに対しSE構法では、筋交いに変わってSE金物を設置すること、そして柱や梁同士を密着させてより強い柱を生み出す「ラーメン構法」を採用することで通常の木造住宅には生み出せない大空間を作ることができます。
大空間を生み出すことが得意なSE構法。それは吹抜けもまた例外ではありません。
大阪や京都といった限られた敷地の中での建築が余儀なくされる都市部では、解放感の作り方、明るさの確保の仕方は常に大きな課題となります。そうした中で、この「大きな吹き抜け」を作ることができるという選択肢は、お客様の住まいづくりの幅を広げてくれます。
柱と柱の間を広くつくることができるSE構法では、「柱をおよそ3.6mに1本設置しなければならない」という制約を無くし、広い広い間口をつくることができます。
柱を極限まで減らし広げたLDKや、間に柱を立てることなくつくることのできるガレージハウスは、このSE構法ならでは。
空間の成約は平面的なものにとどまりません。SE構法では1階から1.5階、2階、2.5階のような中二階。スキップフロアを作る事も実現します。
スキップフロアは実現させることこそそれほど難しくはありませんが、耐震性・耐震等級3との両立をすることがとても難しいという課題がありました。
立体的な空間設計もまた、SE構法の魅力のひとつと言えます。
SE構法は、全邸で耐震等級3を取るための構造計算。許容応力度計算を行います。
耐震等級3を取るための計算には大きく2種類の構造計算方法があります。
ひとつが壁量計算。
そしてもうひとつがこの許容応力度計算です。
壁量計算は文字通り頑丈な壁(耐力壁)の枚数をカウントする計算方法で、比較的簡単・かつ計算費用が抑えられることが大きな特徴。
それに対し、許容応力度計算は荷重や地震に対して柱や梁などの部材ひとつひとつが十分に耐えられるかどうかを検討する複雑な計算方法。
SE構法では、この許容応力度計算を用いることで、大開口・大空間を作り出してもきちんと耐震性が確保されていることを確認する住まいづくりとなります。