高断熱住宅ってどこから?UA値ってなに?

年が明けて2023年1月

ふくふくと蓄えた脂肪を早速搾ろうと色々画策

自分なりの適正体重に2月中くらいには落としていきたいな思うところです

エッグ住まいる工房 竹澤貫 です

今日のテーマはよく使われる単語「高断熱住宅」について

高断熱住宅ってなに

この「高断熱住宅」という単語を聞いて

「〇〇な家=高断熱住宅ですよね」

と、即答できる方はきっといないはず

それもそのはず

この高断熱住宅という言葉はその言葉だけが一人歩きしていて

明確な定義はありません

結果

「高断熱住宅とは、断熱性能の高い、夏涼しくて冬暖かい家」

というなんとも主観的なものになってると言えます

とりあえずみんな欲しがる高断熱住宅

そんな背景がありながらも

当然皆さんが求める家は一択

「低断熱住宅よりは高断熱住宅にしたい」わけです

まあ当たり前の話ですけどね

そしてそこから先はお客様によって比較の仕方がまちまちになります

がっつりハイスペックな超高断熱住宅を目指す方

高断熱住宅って言われてる建物なら安心だ と比較をストップする方など

そこで飛び出し始めるのが

UA という単語

「家の中からどれぐらい熱が逃げてるかを示す単位」

平たく言うとこんな感じです

そしてここで多くの方が混乱し始めます

比べてもよくわからんくなりだすのはこのあたりからです

まず高断熱の家にする上で知ってほしいこと

高断熱住宅にする上での指標は

先の話の通りUA値という数値で比較をするわけですが

めちゃくちゃ簡単にかみ砕いて説明をすると

UA値は低ければ低いほど高性能 [W/(㎡・K)]

 最高クラスは0.26

 最低クラスは1.67

ちなみに2025年には0.87以下にするのが義務化されるとか、されないとか

そういう意味ではこの0.87が

「高断熱住宅」の一つの目安ともいえるかもしれませんね

UA値の下げ方は使う材料によって変わる

 断熱材・窓・玄関ドア

影響が大きいのは上の3つです

建物の作り方で変わる部分もありますが今日は割愛

より高性能にすると金がかかる

 窓のグレードを上げる

 断熱材の性能を上げる

一つ一ついい材料を選ぶ必要が出てくるのでちょっとずつ値段高くなります

ということとなります。

どんくらいの家がほしいか ということ

高断熱住宅 ってのがどういうものかが

ふんわりと伝わったかなといったところで

最後に大事な話

「ご家族はどんぐらい寒がりですか」

「皆さんはどんな暮らしをしたいですか」

ということ

もちろん資金が無限に溢れるなら

とりあえず一番最強のスペックにしておけばいいや ってなもんですよね

しかしそんな方はかつて一人として見たことがありません

だからある程度優先順位を定めなきゃいけない

だから高性能にするには何かをセーブしなきゃいけないかもしれない

それが家づくりの考え方のひとつです

ここで「UA値」なんていう日常生活では100%出てこない数字じゃなくて

もっと身近なものに置き換えて説明して終わりにします

 最高クラスは0.26

 最低クラスは1.67

ちなみに2025年には0.87以下にするのが義務化されるとか

上の方の説明で書いてたUA値についてですが

これを「冬場の暖房をつけてない状態での室温想定」に置き換えると

UA値 0.87 = 概ね8℃を下回らない

UA値 0.56 = 概ね10℃を下回らない

UA値 0.26 = 概ね15℃を下回らない

というのが一つの目安になっています

うむ ちょっとは分かりやすくなったんじゃないですか

もちろん他にも細かな条件はあるので

あくまでかみ砕きに砕いた目安

それでも一つの参考にして頂いていいんじゃないでしょうか

そんなわけで、良かったら皆さんも一度100均とかで温度計買ってみて

今のご自宅で

「うちは朝暖房付けてない状態の時何度くらいになるんやろ」と

調べてみてください

それはきっと皆さんにとって必要なUA値を調べるための

一つの道しるべになることか思います

ぜひぜひ ご参考までに

この記事を書いた人

root