愛犬家住宅コーディネーター
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去年の秋にちょっと触れました、『愛犬家住宅』の
コーディネーター資格の試験を12月に受けて
無事、認定証をいただきました。
もともと、犬猫好きの私にとって試験問題は馴染み深いものばかり
だったので、結構楽しい勉強でした。
主幹は、株式会社ワンオンワン
こちらは、
愛犬と暮らす家についての情報などを発信している会社です。
今、国内の世帯数の4割でワンちゃんが飼われているそうです。
ご多分に漏れず、我が家にも5歳になるコーギーがいます。
今回の勉強のなかで、もっとも注目したのは
『しつけ』や『指導』についての訓練法です。
もともと持っている犬の性質の中に
◎種族の違う人間を仲間(家族)として認識できる
◎愛情にたいして敏感
◎自分より上位の者に、忠誠をつくす
などという要素があります。
『悪いことをしたらその場ですぐ叱る、たたいて教える』というのが、
一般的なしつけ方法として知られていますが、
『すぐ叱る』は大事ですが、『たたく』はNGだそうです。
犬は、本当によく飼い主の事を見ています。
そして、家族の中で自分より上位の者の命令が絶対で
その人が、喜ぶ(満足している)事を自分の喜びとするそうです。
『何かを褒められる』⇒『自分の上位者(ボス)が喜んでいる』
⇒『自分も嬉しい(満足)』
という図式が彼らの中では、成立するそうです。
一方、『たたく』という行為は、
単純に『痛い・嫌な事をする』という感情しか生まないので
たしかに規制するという効果は有りますが
一方では
怒られる行為を隠したり、人に対する不信感を抱いたりし
さらに、理不尽に叩かれる経験を繰り返すと
叩かれる前に攻撃する(噛む)という行為に
出てしまうという弊害のほうが問題視されています。
実際に、信頼関係が最も必要な
盲導犬や介護犬を教育訓練する現場では、絶対に『たたく』という
『しつけ方』はしないそうです。
これは、うちの3男坊の琥珀です。
次男(こちらは人間です)に『待て』をされて ガムをもらうのを待っているところです。
顔が真剣で笑えます。
琥珀の中のヒエラルキー(序列)では、 お父さんが絶対的な一番。
次が私。 その下にうちの子供達3人がいて
自分とおばあちゃんがほぼ同等・・・
もしくはちょっとだけおばあちゃんが上と
優しいおばあちゃんを舐めてかかっています。
だいたいはこんな風に、カドラーからはみ出して 寝こけています。
性格はフレンドリーなので、まったく番犬にはなりませんが
しっかり家族の一員です。
叩いてしつけた時期もありましたので、
そんなやり方じゃなくても良かったんだと母は反省です。
愛犬家住宅コーディネーターの仕事は、
もちろん住宅のコーディネートがメインで
どのように家族と一緒に愛犬も居心地よく過ごせる
空間を創るかとういものですが、
この、ワンちゃんの『たたかない しつけ方』のように
意外と認識されていない犬の性質などについて
お施主様の理解を深めていただく事も含まれています。
なかなか、やりがいがあって楽しみです。