住宅ローンをかしこく借りる

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鳥羽 世喜
鳥羽 世喜
エッグ住まいる工房 工事・施工管理担当
音楽や美術などの芸術が好きで単身日本に留学し、建築の道を志したソウル出身の現場監督。二級建築施工管理技士補を持ち、自分自身が自宅をリノベーションした経験の中で悔いが残ったことから、お客様が同じ思いをしないようにと自らの経験なども記事内で語る。

みなさんこんばんは




先日遠方に住む友人の子供が1歳のバースディを迎えまして


「何かプレゼントしたいなぁ…なんかいい方法無いかなぁ」なんて考えて


【LINEギフト】
なるものを初めて使ってみました




1.お金を払って(コンビニ払いやカード払い)

2.相手のLINEにギフトメッセージが届いて

3.相手が住所を入れれば届く



そんなシステム




多分喜んでくれたかなと大満足


そんなわけで贈り物をするのはするのもされるのも嬉しいもんやと思ってます


エッグ住まいる工房 竹澤貫
 です







今日は来客が多い一日でございまして


一日お打合せのご予約もあったりというわけで事務所へカンヅメやった僕ですが


お約束の無い方のご来店が2組ありました




伏せ字とかにするのも変なので言ってしまいましょうかね


来客したのは りそな銀行 さん


そして みずほ銀行 さん





ノンアポということで内容はいわゆる営業周り



「新しいお金借りてくれるお客様はおりませんか?」


「いらっしゃいましたら是非とも当行にて…ご融資をッッ!」




僕たちのお仕事をしているとこういう銀行マン


半沢直樹の言葉を借りるなら『バンカー』というやつですね


そんな営業マンがひっきりなしに訪れます

さてここで問題




Q.一番お得に住宅ローンを借りるにはどうすればいいでしょう?


1.工務店オススメの銀行でローンを借りる

2.インターネットで調べてお得そうな銀行へ申し込んでみる

3.とりあえず色んな銀行で話を聞いてみる





遠回りするのもアレなので早速答え


正解は1と3。これを混ぜる。


『工務店を通して、色んな銀行の話を聞く』


これが絶対正解






では理由について解説しましょう


今日ちょっと長めなのであまり興味無い方はここらで…


でももしよかったらもう少しお付合い下さい(*´ω` *)

まず1


営業さんとしてかれこれ6年お仕事してきましたが


営業トークとして使われるケースがまあ多いマニュアルトークがこちら



「うちは〇〇銀行さんとよく取引してるので、金利もお得な条件で貸してくれますよ」




いやもうぶっちゃけですけどウソです。気を付けて下さい


かつて大手メーカーミサワホームに勤めてたから間違いない





冷静に考えてみて下さいね


銀行は一体誰にお金を貸すのか??ということを




銀行さんにとってはどの会社で家を建てるかという事は


ほとんど興味ありません
(厳密にいうとちょっとは関係あります。アヤシイ工務店じゃないか?とか)


結局は「この住宅ローンをちゃんと返してくれるお客様か?」


「確実に返してくれるお客様か?」


そんな情報の方がよっぽど重要視されます





「△△銀行さんがよく取引してるのでお得です」


そういって選択肢なく銀行さんをススめられたら要注意


お得なローンを借りれないかもしれませんのでお気を付け下さい

2.のインターネットで調べて…も同じくあまりオススメしにくい方法


例えばネットバンク 楽天銀行や住信SBIなんかの金利条件はめちゃくちゃ安い


もちろん存じております(*´ω` *)




ここで注意が必要なのが、


手数料等も含め他の銀行と比較ちゃんと出来てるか?ということ





非常にめんどくさい事に、各銀行が出しているHP上の金利


実際にはもうちょっと金利低い んですよ



具体例を出しましょう


■楽天銀行の金利条件■

HP記載
0.517% (変動金利35年返済 17/11/2時点)


■りそな銀行の金利条件■

HP記載
0.595% (変動金利35年返済 17/11/2時点)

僕の手元にある金利表記載
0.525% (変動金利35年返済 17/11/2時点)




おわかり頂けましたでしょうか


インターネットで調べると


1.楽天銀行の方が金利安いー!


2.りそな銀行は…あぁ 結構高いな


3.手数料とかも変わらなさそうだし、じゃあ楽天銀行やな!




それでおしまい



でも0.525%という条件があることを知ると


手数料も込みで考えるとどっちの方が得かな?


そんな正確なシミュレーションが始まるわけです


そして3番


「じゃあ私たちで銀行へ直接行って相談しよう」


それが上手くいくケースももちろんあります


ただ問題がありまして



「通常の銀行窓口には住宅ローンの専門家が不在なことが多い」



ということです


「住宅ローンセンター」と銘打った窓口に行く用にしてください


過去に何度か




「窓口で相談したらもうちょっと計画固まってから来て下さいと門前払いされた」





そんな声をきいています


計画固めるために『いくら借りれるか知りたい』のに


なんとも難しい問題です




ハウスメーカーや工務店経由になると


「ローン審査用の概算見積りや図面」を用意してくれます


そういう意味では、まずは気に入った会社を探すのがいいかもしれないですね


さて、長くなりましたが最後ですね


1と3のミックス


これはつまり


「審査や金利交渉をしやすくするためにお気に入りのメーカーや工務店を探す」




「そして、そのメーカーや工務店経由で いろんな銀行に相談してもらう」



「結果銀行同士が争って【金利の相見積】が始まり、


自分の銀行で借りてもらいたい銀行が必死で金利を下げる」




こんな状況が生まれます




おわかり頂けましたでしょうか




銀行の条件を比較するのはとても簡単です


なぜなら「お金を計算する、比較するだけ」だから



でも大変な事がひとつあって


金利・手数料・保険などなど


きちんと計算したり相談しないとわからない、インターネットに載っていない情報が多い事です




よりお得に住宅ローンを借りる方法はとっても簡単


どうぞみなさんもちょぴっとでも得して頂ければ幸いでございます(*´ω` *)