間取りの考え方と情報収集の注意点
この記事を書いた人
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エッグ住まいる工房 工事・施工管理担当
音楽や美術などの芸術が好きで単身日本に留学し、建築の道を志したソウル出身の現場監督。二級建築施工管理技士補を持ち、自分自身が自宅をリノベーションした経験の中で悔いが残ったことから、お客様が同じ思いをしないようにと自らの経験なども記事内で語る。
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皆々様方こんばんは
まずは先日のお礼から…
完全に公私混同のハッピーなブログを綴ったわけですが
オーナー様や友人からわざわざ「おめでとう」のメッセージがいくつも届きましてですね
兄冥利につきる。嬉しいお言葉
ほんとに嬉しかったです
みなさんどうもありがとうございました…
わざわざメッセージはしてないよという方でも
胸の奥で「おめでとう」と思って下さった方がいるならばその方にも
この場を借りてお礼申し上げます。。。
というわけで改めましてみなさんこんばんは
エッグ住まいる工房 竹澤貫です
さてそんな幸せなニュースもありましたが
嬉しい事に今の僕は日々忙しくお仕事をさせて頂いております
そんな中お客様とのお話しの中で少し「んん…???」と思う事があったので
これは皆さんにもご紹介したいと思い綴ります
テーマはこちら
「間取り」と「要望」と「インターネット」
これ
間取りを考える上でのプロセス
方法は違えど本筋はどのお客様も共通していて
STEP1.情報収集
・雑誌を読む
・インターネットで調べる
・知人・友人で詳しい人や経験者に話を聞く
STEP2.検討
・ご夫婦、ご家族で相談する
STEP3.決定
-------------間取り確定・工事スタート----------
このような流れ できっと皆さん検討していることかと思われます
今回のテーマはSTEP1のお話し
その中でここ最近圧倒的に増えてるであろう事
それが、インターネットによる情報収集です
インターネットを利用した情報収集は非常に便利で
欲しい情報を自分の思うままに入手できる
それも手軽に
それゆえに僕自身もかなり多用するわけですが
だからこそ
めちゃくちゃ気を付けて下さい
ここで少しクイズを出してみましょう(*´ω` *)
Q.あなたは2階の間取りを考えています。
子ども部屋か寝室のどちらかのみ、南側へ作る事が出来ますが
どちらを南側へ作りますか?
以前まさにこのような状況になったオーナー様がおりました
そして1週間後いらっしゃった奥様はこう言いました
「ネットで調べたら『子どもたちはそう遠くない未来に家を出て行く。
でもご夫婦はその家で一生暮らす。だから環境のいい南面は
子ども部屋じゃなくて寝室の方がいい』って書いてました。」
なるほどぉぅ!と
理屈はバッチリ通っています
どちらの記事かわかりませんがおっしゃる通り
そこで一言こんなお話しをしました。
「子どもたちは日中家にいる事があります。
夏休みや学校が休みの時ですね。
ちなみに、ご夫婦は日中寝室にいることってありますか?」
そこでの奥様の回答は「NO」
「であれば、将来ご夫婦の生活スタイルがどの様に変わるとしても
今南側に寝室を作るメリットはあんまりなくて
むしろ子どもたちの方が朝日を浴びさせることができ
子どもたちが出て行ったあとで南に寝室を作りたい場合
子ども部屋を寝室にすることも出来ますね」
このようなお話しがありました。
結果子ども部屋が南面を取り、寝室は北側へと行ったわけです
僕がこの記事を通して伝えたいことは
「特にインターネットの情報は偏った情報が多くなりがちだから
100%をうのみにするんじゃなくて、きちんと考えて欲しい」ということ
今の例で挙げた子ども部屋を南にする理由。北にする理由。
どっちが正解?と問われてもどっちも正解なんですよね
どっちもすごい正論だと思いません?
結局大切な事は
その家に住むオーナー様にとってどういう暮らし方をするかが大切であって
皆さんとは赤の他人のネット上の人が言ったことは
その人にとっての考え方でありベストに他なりません
そういうお話しはあくまでいち意見として
なるほどー!そういう考えもあるんだねー!といった感じで
参考程度にするのがとってもオススメです
そしてそれはネットに限らず
家づくりの経験がある親族や友人からのアドバイス
それもまた同じです
「その方にとってのベスト」が「みなさんのベスト」と同じとは限りません
言われなくてもわかってるよーと思うかもしれませんが
割とそうでもないのです…
全く経験したことの無いイベントだからこそ
流されるままになっちゃうこと 結構多いので
みなさんも気を付けるようにしてくださいね(*´ω` *)